グリーは、REALITYを中心として「メタバース事業」に参入すると発表した。

今後2-3年で100億円規模の事業投資を行い、グローバルで数億ユーザーを目指すという。

グリー、「メタバース事業」参入へ 100億円規模の投資 開発者200名強の採用も計画

メタバースとは、同時に多くの人が参加してアバターを通じた交流や仕事、遊びなど実社会に近いレベルの自由な活動ができるデジタル世界のこと。

グリーでは、REALITYを通じてこれまでスマートフォン向けバーチャルライブ配信アプリのサービスを展開し、全世界63の国と地域において数百万人にアバターを通じた自己表現とコミュニケーション体験を提供してきたという。

コロナ禍において世界中で生活のデジタルシフトが進んだことや、5GネットワークやVRデバイスの普及、ブロックチェーンをベースにした経済圏の拡大が加速している状況を鑑み、REALITYが展開してきたライブエンターテインメント事業をメタバース事業と再定義し、さらに積極投資を行うことを決定。

まず第一歩として2021年8月6日(金)に、8種類のバーチャル空間の中で自由に歩き回り、アバター同士でコミュニケーションをとることができる「ワールド」機能が、アプリ内において期間限定で公開される。

REALITYが作るメタバースでは、バーチャルライブ配信アプリ「REALITY」が提供してきた体験に加え、仮想空間を自身の手で創造・拡張し、オリジナルアイテムの作成や販売を通じて現実世界の収入を得られるクリエイターエコノミーの実現を目指すとのことだ。

それに伴い開発者200名強の採用を計画しており、全職種で人材採用を進めていくとしている。