LIDDELL(以下、リデル)は、インフルエンサーマーケティングの戦略を深めるため、インフルエンサーに対し、直近3か月のSNS利用状況の変化を独自調査し結果を公表した。

リデルが同様の調査を行った2月の結果と比較すると、「週5以上利用している」という回答で、インスタグラムが3.8%、ユーチューブは4.1%上昇した一方、クラブハウスは10%以上減少し、5か月間というわずかな期間でも大きく変動する結果になったとしている。

利用が増えたSNSの中ではインスタグラムが36.7%と最も伸長、次いでユーチューブが34.6%となった。

インスタグラムの利用が増えた理由として、「コロナ禍でリアルショッピングが減った中、商品情報が豊富なインスタグラムが情報収集に有効だから」「インスタグラム経由でショッピングをすることが増えたから」など、ショップ機能が拡充したことが理由として挙げられた。

また、「商品情報を紹介するために利用頻度が上昇した」など、企業からのモニター・PR投稿の依頼が増えているという回答も得られ、インフルエンサーの購買行動の変容がユーザーの消費シーンに影響し、インスタグラムは、商品との出会いから、購買、情報発信まで一気通貫させるツールとして成長していることが分かるとしている。

また、ユーチューブについては「情報収集のツールとしてユーチューブも見ることが増えたため」「テレビの代わりに見ることが増えたから」「より詳しい情報収集のために動画を見ることが増えたから」といった、情報収集ツールとして利用されている傾向が見られたとのことだ。

一方、クラブハウスは、「周囲が利用しなくなったから」「興味が湧かない」「面白さが分からず、時間を消費する」などの理由から最も利用が減少した結果になった。

「クラブハウスは音声が必須なので開かなくなった」「在宅の時間が増えた」など、コロナ禍による移動時間の減少で「ながら聴き」の機会が減少していることも一因として挙げられた。

同様に、音声サービスのTwitterのスペースも、「即時性の高い情報収集が特徴のツイッターでは有効でないのでは」というインフルエンサーの声もあったという。

<調査概要>
期間:2021年7月16日(金)~7月19日(月)
調査対象:30,000人のインフルエンサー会員の中からランダムに128名選定
(5,000人以上のフォロワーを擁する方が対象、10~50代、性別不問)
調査方法:オンラインアンケート