ヤマト、アートグループとのヤマトホームコンビニエンスを対象とする株式譲渡契約を締結

ヤマト

アートコーポレーション(以下、アート)と、ヤマトホールディングス(以下、YHD)は、YHD傘下のヤマトホームコンビニエンス(以下、YHC)の発行済普通株式の51%をアートに譲渡することに合意し、株式譲渡契約を2021年7月20日に締結したことを発表した。

同株式譲渡に伴い、YHCはアートグループホールディングスの連結子会社となる。

アートコーポレーションとヤマトホールディングス

背景・目的

アートは、引越業界のリーディングカンパニーとして引越を「サービス業」と捉え、利用者の「あったらいいな」を形にした様々なサービスを展開。近年は引越だけでなく、より良い暮らし方を提案する企業を目指し、事業領域を拡大しているという。

YHCは、利用者の「手軽で安心な生活空間の移動」を実現する、シンプルで手間いらずの単身者向け引越「わたしの引越」や、大きな家具や家電の配送サービス「家財宅急便」を提供。

2020年10月に両社は、引越市場の顧客への更なる利便性向上に向けた協業の検討を開始し、約半年に渡る検討と、相互送客や両社が持つ経営資源を活用した協業などを通じて、それぞれの強みを活かすことで利用者の多様なニーズに応える多彩なサービスが提供可能だという。

また、両社のネットワークを活用することで、より高品質で効率的な輸送サービス提供が可能だと判断し、その実現に向け、今回株式譲渡契約を締結したとのことだ。

今後の展開

YHDは、今後もアートとの関係を強化し、両社が培ってきた技術力と品質を融合させ、利用者に「感動」を届けることができるサービスの提供を通じて、より良い暮らしの実現に貢献していくという。

コロナ下で急成長したECにおける大物家具・家電の配送をアートグループの新たな事業の柱と位置づけ、ヤマトグループのネットワークと、これまでYHCが培ってきた開梱・設置、回収における高い技術力や優れた品質に、アートが持つネットワークを組み込むことで、さらに利便性の高い高品質なサービスを構築していくとしている。

また、引越領域においては、アートが保有するノウハウとマネジメント力を活かし、YHCの引越事業を高度化していくとのことだ。

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