特定非営利活動法人ジャパンハート(以下、ジャパンハート)は新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、沖縄県からの要請を受け、8月3日より医療チームの派遣を行ったことを発表した。
ジャパンハートは、沖縄県うるま市の病院に対し看護師2名と調整員1名を派遣し、感染制御および現場医療従事者のサポートを実施しているという。自治体や厚生労働省傘下のDMATと連携のもと、「医療の届かないところに医療を届ける」活動に従事しているとのことだ。
なお、ジャパンハートは第2波より継続して沖縄支援を実施しており、第4波では2021年5月17日より、7月6日まで支援を実施。新型コロナウイルス感染者数の増加により、今回新たにクラスター支援班を派遣するとのことだ。
ジャパンハート 新型コロナウイルス感染症拡大抑制の医療支援
新型コロナウイルス感染症拡大抑制を目的として、ジャパンハートは2020年4月以降、全国で医療支援を実施。
●医療支援チームの派遣
ジャパンハートは、2020年4月以降全国各地の病院や介護福祉施設に、医師・看護師等で構成される医療チームの派遣を継続しているという。
クラスターが発生すると、感染による欠勤や人材派遣会社の撤収により、深刻な職員不足に陥り、医療機関の病床ひっ迫により、福祉施設で陽性患者を治療しなければならない等、外部からの適切な支援が必要となるとのことだ。
●医療物資の配布
「#マスクを医療従事者に」プロジェクトを開始し、クラウドファンディングやチャリティオークションを実施。
その結果、1万5千人の方から約1億5千万円の資金を募り、マスク200万枚を調達し、第一種指定感染症医療機関、三次救急医療機関、特定機能病院を中心とする合計726の機関にマスクを配送したとのことだ。
●介護福祉施設への感染対策指導
全国の介護福祉現場で働く医療/介護従事者の方向けに、2020年6月から12月の約半年間にわたり、クラスター発生時に備えた感染症対策指導を実施。
防護具の着用指導、施設内のゾーニングに関する指導を、2020年12月末までに、658法人、計1599名の参加者に対して実施したとのことだ。
●医療現場と支援を結ぶ「ジャパンハートソーシャルネットワーク」の構築
災害などの有事における日本国内の医療や介護現場の正確な状況把握、医療支援活動に協力する医療従事者同士の繋がりを強固にするための「ジャパンハート ソーシャルネットワーク」を、2020年4月28日より開始。
なお現在、このプラットフォームの登録者数は854人に上っているとのことだ。