KDDIは2021年9月1日から、電気サービス「auでんき」において、ユーザーが支払った電気料金の2%が環境保全活動に寄付される仕組みを導入した、再生可能エネルギー比率実質100%でCO2排出量実質ゼロの電力プラン「ecoプラン」を提供開始すると発表した。
同プランは、従来のauでんきや地域電力会社と変わらない料金で、追加負担なく環境保全に貢献できるほか、30分ごとの電気使用量や毎月の月額料金予測、家電別の電力消費量を「auでんきアプリ」で確認でき、家庭の節電・省エネにも役立つとのことだ。
KDDIは、SDGsの取り組みの一環として、再生可能エネルギーへのシフトを強力に進め、2050年までにCO2排出量実質ゼロを目指し、ICTの活用による社会の環境負荷低減に取り組んでいるという。
同プランでは、再生可能エネルギー比率実質100%、CO2排出量実質ゼロの電気を、太陽光発電や風力発電などに由来するCO2を排出しない環境価値を持つ非化石証書で実現しており、KDDIはユーザーと一緒に、カーボンニュートラルの実現に貢献していくとしている。
同プランによる寄付金は、主にアジア・太平洋地域で環境保全活動や農村開発を展開する国際協力NGOの公益財団法人オイスカを通じて、持続可能な社会の基盤となり、CO2排出量の削減にもつながる植林活動や森林整備などの国内外における環境保全活動に活用されるとのことだ。
なお、公益財団法人オイスカは、2008年にKDDIとの取り組みを開始し、社会に役立つ活動を行う人とその活動を支援する人をつなぐKDDI社会貢献サイト「キボウのカケハシ」において長きにわたり支援されてきた団体であるという。
KDDIは同プランを通じて、”社会の持続的な成長に貢献する会社”として、地球環境保全に一層の貢献をしていくとしている。