KDDIは、2050年までのCO2排出量実質ゼロ実現にむけ、2030年度までにCO2自社排出量を2019年度比で50%削減する目標を設定したと発表した。

CO2排出量削減にむけ、携帯電話基地局や通信設備などでの省電力化や、再生可能エネルギーへのシフトを推進していくとのことだ。

また、2017年3月に策定したKDDIの第4期環境保全計画「KDDI GREEN PLAN 2017-2030」を「KDDI GREEN PLAN 2030」と改称し、「KDDI環境憲章」のもと、「気候変動対策」「循環型社会の形成」「生物多様性保全」を推進し、地球環境保全により一層貢献していくとのことだ。

KDDIでは、2020年5月に策定した、2030年を見据えたKDDIのSDGs「KDDI Sustainable Action~私たちの『つなぐチカラ』は、未来のためにある~」において、再生可能エネルギーへのシフトを強力に進め、2050年までにCO2排出量実質ゼロを目指し、ICTの活用によって社会の環境負荷低減に貢献することを宣言。

今後も、気候変動をはじめとする社会課題をリスクとして捉えるだけでなく、5GやIoTなどを活用したKDDIならではの強みを生かし、課題解決を図っていくとのことだ。

KDDIは、「通信とライフデザインの融合」を推進し、”社会の持続的な成長に貢献する会社”として、人々・企業・社会をつなぎ、同目標の達成を通じて、さまざまなパートナーとともに、地球環境保全に一層の貢献をしていくとしている。

■「KDDI GREEN PLAN 2030」について

(1)気候変動対策
○2030年度のKDDI単体 (国内) のCO2排出量を、2019年度比で50%削減
○再生可能エネルギー活用や、エネルギー効率の高いデータセンター・携帯電話基地局などの構築
○KDDIのICTサービスの提供を通じて、社会のCO2排出量削減に貢献

(2)循環型社会の形成
○撤去通信設備のゼロエミッション維持
○使用済み携帯電話のマテリアルリサイクル率99.8%維持

(3)生物多様性保全
○生態系を保全するため、ICTを活用した取り組みを積極的に推進