ユニ・チャームは、2008年から、乳がんの早期発見・適切な治療の大切さを呼びかけ、女性の乳がんによる死亡率の低下を目指した「ピンクリボン活動」を応援してきた。

近年、女性特有と言われる乳がんの発症は若年化が進み、乳がん検診の受診を促進する「ピンクリボン活動」の役割は拡大。

ユニ・チャームは、今年も特設サイトの公開に加え、応援デザインパッケージの発売と対象商品の売上金の一部の寄付、またシンポジウムへの協賛を通して「ピンクリボン活動」を応援すると発表した。

同社は、2008年より乳がん検診受診率向上を目指して様々な取り組みを支援しているという。

乳がんは、日本人女性がかかるがんの割合の中で最も高く、9人に1人が発症すると言われている。

早期発見で治癒が期待できる病気であるが、検診の受診率は全国平均44.9%と国の目標50.0%に届かず、乳がんで亡くなる人は増え続けているとのことだ。また、新型コロナウイルスの影響で2020年は乳がん検診受診者数が14万人減少。

そこで、ユニ・チャームが展開する生理用品ブランド「ソフィ」は、ピンクリボンマークや乳がんに関する情報を商品パッケージにデザインすることで、乳がんの早期発見・適切な治療の大切さを伝え、乳がんのリスクについて今一度考えるきっかけをつくりたいと考えているという。

2021年「ピンクリボン活動」を応援する取り組み

(1)ピンクリボン活動応援デザインパッケージ商品の展開

生理用品ブランド「ソフィ」から、「ピンクリボン活動応援デザイン」パッケージ商品11アイテムを発売。

対象商品の売上金の一部は、公益財団法人日本対がん協会が設立した「乳がんをなくす『ほほえみ基金』」(以下、ほほえみ基金)に寄付。

「ほほえみ基金」に集まった募金は、乳がん検診の普及・浸透の啓発活動や、検診機器の整備、がんに関する正しい知識の普及、がん患者をケアする活動等に用いられるとのことだ。

(2)「ピンクリボン活動特設サイト」をソフィブランドサイト内に開設

「ピンクリボン活動」の理解を深めるため、取り組み内容をはじめ、乳がんに関する基礎知識や早期発見のためのセルフチェックページを掲載。

『ピンクリボン活動』の応援を通じて貢献する「SDGs 17の目標」

『ピンクリボン活動』の応援は、2015年に国連で採択された「持続可能な開発目標」(SDGs:Sustainable Development Goals)で定めた17の目標のうち、下記の2つに貢献すると、ユニ・チャームでは考えているとのことだ。

3.すべての人に健康と福祉を
17.パートナーシップで目標を達成しよう

ユニ・チャームは商品やサービスの提供といった事業活動を通じて、SDGsの目標達成に貢献することを目指しているという。これからも事業展開を通じて、環境保護や社会課題の解決に貢献するとのことだ。