米国セールスフォース・ドットコムは、Slack Technologies, Inc. の買収を完了したことを発表した。
米国セールスフォース・ドットコムの会長兼CEOであるマーク・ベニオフ氏は「どこからでも仕事ができる世界を実現する先駆的なデジタルプラットフォームのSlackが、CRMのトッププロバイダーであるセールスフォースの一員となることを嬉しく思います。SalesforceとSlackは共に、エンタープライズ・ソフトウェアの今後を形成し、お客様と従業員の成功をどこからでも実現可能とする『デジタル本社』を創造していきます」とコメントしている。
SlackのCEO兼共同創業者であるスチュワート・バターフィールド氏は「私たちは、どこでどのように働くかを今一度考え、再構築するという、またとない機会を得ています。SalesforceとSlackは、このデジタルファーストの世界への歴史的な移行を主導していく立場にいます。今後の展開に、大いに期待しています」と述べている。
セールスフォースの一員となったSlackは、人々の仕事をよりシンプルに、快適に、有意義にするミッションを加速・拡大していき、引き続きCEO兼共同創業者であるスチュワート・バターフィールド氏の指揮の下、今後もSlackブランドとして運営され、その使命、ユーザー、コミュニティに注力していく方針を示している。
両社は、これからの働き方について、SalesforceとSlackの統合で、新しい仕事の世界のためのビジネス・オペレーティング・システムの創造を目指していくとしている。