楽天グループ(以下、楽天)は、本田技術研究所(以下、Honda)と共同で、国立大学法人筑波大学(以下、筑波大学)構内および一部公道における自動配送ロボットの走行実証実験を、7月19日(月)より開始した。
同実証実験では、Hondaが開発した自動配送機能を備えた車台に、楽天が開発した商品配送用ボックスを搭載した自動配送ロボットが、筑波大学構内の宿舎周辺と、一部公道を含む約500メートルを自動走行する。
両社は、同実証実験を踏まえ、自動配送ロボットを活用した定常的な商品配送サービスの提供を目指すという。
また、同実証実験は、筑波大学と楽天モバイルが協働する「5G体験デザイン特別共同研究事業」に先行して実施する取り組みでもあるとのことだ。
走行中は、楽天モバイルの通信回線(LTE)を用いて、宿舎周辺から最大約650メートル離れた地点から自動配送ロボットの遠隔監視などを安全確認のために行われる。
楽天は今後も、スマートモビリティを活用した地域課題の解決に貢献すべく、実証実験を加速し、サービスの実現を推進していく方針を示している。