Twitterは、米国時間8月3日にフリートの提供を終了すると発表した。

理由は、フリートをきっかけに新たにTwitterで会話に参加する人の数は、望んでいたようには増えていないことが分かったためであるとのことだ。

同社は、今回の経験を活かし、人々がいま、世の中で起こっていることを語り合う別の方法を作り出すことに力を入れていくとしている。また、同社がフリートから学んだことと、次のステップを紹介。

●フリートを利用しているユーザーについて調査したところ、すでにツイートすることを楽しんでいる人たちが、自分の投稿を広めたり、他者と直接やり取りするために利用していたことが分かったという。
同社は、人々がもっと気軽にTwitterに参加できる別の方法を探っていくとし、日常的にツイートしている人のためには、Twitterをよりよいものにすべく力を注ぐことが重要だと考えているとのことだ。

●フリートのほとんどは写真や画像などのメディアを含んでおり、人々はTwitterでの会話に手際よく写真や動画を添えて楽しんでいる。
近日中に、全画面カメラ、テキスト形式オプション、GIFステッカーなど、フリート作成機能を取り入れてアップデートしたツイート作成画面や、カメラ機能のテストを開始する予定であるとのことだ。

●タイムラインの最上部は引き続き、いま起こっていることをハイライトするのに最適な場所であるとし、今後も「スペース」でのライブの会話はこの位置に表示される。

●先月、テストが実施された「フリート広告」は、Twitter初の縦型全画面表示の広告。現在、Twitter上の広告パフォーマンスを評価するために、試験結果を精査している。

同社は、Twitterとはなにかを探求し、よりスケールが大きく大胆な挑戦によって、オープンな会話の場を提供していくという。

こうしたアップデートは、ときにはフリートのように仮説に基づいて実装したものの、うまく機能しないものもあるとし、今後はプロジェクトの成否をより厳密に評価し、何がうまくいったのか、そのアイデアから離れ他にフォーカスするのはどのタイミングなのかを判断していくとのことだ。

Twitterでは今後も、会話への新たな参加方法の開発を続けていくとし、ユーザーからのフィードバックに耳を傾け、そしてユーザーに貢献できる新たな方法があれば、方向性を転換していくつもりであるとしている。