ゲーム配信サービス「Steam」を運営する米Valveは、Steamでおなじみのゲームや機能を、どこへでも持ち運べるパワフルで便利なフォームファクター「Steam Deck」を2021年12月に米国など一部地域で発売すると発表した。

7月16日に米、英、カナダ、EUで予約の受付を開始。米国での販売価格は399ドル(約4万4,000円)からとなっており、その他の地域でも2022年に出荷予定している。

同商品は、ストレージ容量を含むスペックが異なる3モデルで展開され、64GB($399 USD)、256GB($529 USD)、512GB($649 USD)となる。なお、有効なストレージ容量は、OSやフォーマットの技術やサイズに応じて変わるとし、すべてのモデルにmicroSDカードスロット搭載。ストレージ容量の追加が可能とのことだ。

Steam Deckは、ログインするだけですでにPCで使っている自分のライブラリが表示され、すぐにプレイが可能となる。

また、OSは、2013年に発表した「SteamOS」の最新版。Wi-Fiも使え、Bluetoothはコントローラ、ヘッドセット、キーボード、マウスなど、様々なワイヤレス周辺機器との接続が可能。

バッテリー持続時間は「大抵のゲームで数時間のプレイが可能」とし、ゲームストリーミング、小規模な2Dゲーム、Web閲覧のような軽い使用の場合、最大最大バッテリー寿命の約7〜8時間の使用が期待できるとのことだ。

PC用のソフトウェアをインストールして使用することもでき、Webを見たり、ストリーミングビデオを見たり、いつものように生産性の向上をはかったり、他のゲームストアをインストールも可能。

公式ドックは別売り。外部ディスプレイ、有線ネットワーク、USB周辺機器、電源に接続し、Steam Deckをサポートするという。手持ちのセルフパワー型USB-Cハブも同様に使用可能。

Deckは、テレビ、モニター、さらには、適切なケーブルさえあれば古いCRTディスプレイにも接続できる。ドッキングした状態ならSteam DeckのUSB-Cポートはビデオ、オーディオ、入力をサポートしているという。