NetflixとUniversal Filmed Entertainment Group(UFEG)は、長編アニメ映画を対象に米国における複数年の独占ライセンス契約を締結したと発表した。

Netflix、ユニバーサルとのアニメ映画ライセンス契約

Netflixによる独占配信は、Peacockが4か月間独占配信した後に始まる。Netflixとユニバーサルは以前からイルミネーション作品のアウトプット・ディールを締結していたが、今回の新たな契約によってドリームワークス・アニメーション作品が加わることになるという。

契約初年度となる2022年には「ミニオンズ フィーバー」や、ドリームワークス・アニメーションの「The Bad Guys(原題)」「Puss In Boots: The Last Wish(原題)」などの期待作が対象となるとのことだ。

同契約の一環として、Netflixは、劇場公開から4年が経過したアニメ作品と実写作品の全ラインアップを含むライセンス権をUFEGから取得すると共に、ユニバーサルが誇る数々の過去作品から配信作品を選ぶことができるようになるとのことだ。

Netflixスタジオライセンシング部門の責任者、コリン・モラフスキ氏は次のように語っている。

「UFEGとのパートナーシップを継続し、今後もイルミネーションやドリームワークス・アニメーションの映画をNetflixの視聴者にお届けできることを大変うれしく思います。これまでNetflixのオリジナル作品を通じて実感してきましたが、ファミリー層のNetflix視聴者には、アニメ映画を一度でも何度でもお楽しみいただいています。今回の契約でより幅広い作品をそろえることで、これまで以上に視聴者が望む作品を提供できるようになります」

また、UFEGのバイスチェアマン兼チーフディストリビューションオフィサーのピーター・レヴィンソン氏は次のようにコメント。

「Netflixはこの上ないパートナーであり、関係を拡大できることをうれしく思います。Universal Filmed Entertainment Groupは、影響力とインスピレーションあふれる業界屈指のクリエイターたちと共に、大人気のアニメシリーズや大胆なオリジナル作品を送り出しています。配信を担うパートナー企業が視聴者数を増やし最高のエンターテインメントを提供する中で、そのような作品が重要になっていることを、本契約は示しています」