学情は、同社が運営している「Re就活」にて20代の仕事観や転職意識をひも解くために、「夏の賞与」に関するアンケート調査を実施し、結果を発表した。

[20代専門]転職サイト「Re就活」

(1)夏の賞与額について、「支給されない予定」「減りそう」の回答が、35.8%。「まだ分からない」は15.5%

夏の賞与額の予想について、「昨年と同水準になりそう」が最多で34.2%となった。次いで、「減りそう」「やや減りそう」の回答は2割を超え(22.9%)、「支給されない予定」の回答も12.9%となった。

アンケートの結果から、3割以上の20代が、「賞与額の減額」や「賞与の支給なし」を予想していることがわかり、「まだ支給有無や支給額が分からない」の回答が15.5%を占めている。反対に、「増えそう」と予想している20代は14.5%に留まった。

(1) 夏の賞与額について

(2)夏の賞与の使い道は「貯金」が62.1%で最多。「旅行」は7.0%に

夏の賞与の使い道は、「貯金」の回答が最多で62.1%を占める結果となった。

次いで、「趣味」25.8%、「買い物」25.3%と続き、「旅行」は7.0%と最も少ない回答となった。「その他」では、「奨学金の返済」「投資」「引っ越し費用」などの回答が寄せられたという。

(2) 夏の賞与の使い道

(3)賞与が減った場合や想定より減った場合は「転職して年収を上げる」が最多で約4割に迫る

賞与が想定より減った場合の希望に関しては、「転職して年収を上げる」といった回答が最多となり、約4割の37.9%に及んだ。次いで、「節約して支出を減らす」が34.3%、「副業で収入を増やす」が14.9%、さらに「貯金する額を減らす」と回答した人は12.9%となった。

また、「転職して年収を上げる」と回答した20代からは、「賞与額はモチベーションに影響する」「もともと年収を上げたくて転職したので、年収が下がりそうであれば転職する」などの声が挙がったという。

このように、20代の約4割が「賞与の支給額に応じて転職を検討する」としていることから、転職市場に流入する20代が増加すると予想されるとのことだ。

(3) 賞与が減った場合や想定より減った場合の希望

■調査概要
・調査対象:20代専門]転職サイト「Re就活」へのサイト来訪者
・調査方法:「Re就活」にアクセスしたサイト来訪者に、アンケートのポップアップを表示
・調査期間:2021年6月18日~2021年7月8日
・有効回答数:356名

<参考>
学情学情「Re就活」『【20代意識調査】夏の賞与額予想――「支給されない予定」「減りそう」の回答が35.8%を占める。「賞与が減った場合、転職して年収を上げたい」と回答した20代が4割に迫る。