三菱マテリアルは、同社が特許を保有する除菌性に優れ、変色しづらい独自の銅合金の新型コロナウイルス(ウイルス名:SARS-CoV-2)に対する不活化試験を、奈良県立医科大学に委託して実施し、接触10分以内に検出限界まで感染力が低下することを確認したと発表した。
試験方法は、ISO21702に準拠した方法により実施。
銅合金の板に新型コロナウイルスを接種し、4cm角のフィルムで被覆。一定の作用時間後にウイルスを回収し、ウイルス感染価をプラーク法にて算出。
具体的な試験条件および試験結果は、奈良県立医科大学の公式ホームページで公表されているとしている。
なお、同試験は、奈良県立医科大学において、一定の条件下で実施されたものであり、製品として使用した際の性能を保証するものではないとのことだ。
同社グループは、「人と社会と地球のために」という企業理念のもと、「ユニークな技術により、人と社会と地球のために新たなるマテリアルを創造し、持続可能な社会に貢献するリーディングカンパニー」をビジョンとしている。
今後も、独自の技術を通じて、人々が健康に安心して暮らせる、豊かな社会の構築に貢献していくとのことだ。