料理写真共有アプリ「SnapDish(以下、スナップディッシュ)」を運営するヴァズは、料理好きな20代~60代のユーザーを対象に「集団免疫獲得後の生活行動変化の意向」について調査を行ったことを発表した。

料理写真共有アプリ「SnapDish」

ほとんどの項目で6割以上が「コロナ前に戻る」と回答、接種拡大とともに揺り戻しの兆し

同調査は、家庭での食事や料理、スーパーでの買い物などの生活行動について、新型コロナウイルスのワクチン接種が進み集団免疫を獲得した後、どのように行動が変化しそうかという意向をアンケートで調査した。

その結果、生活行動のほとんどについて6割以上が「コロナ前に戻る」という意向を示した。

「コロナ前に戻る」の回答割合が多い順に見ると、「弁当を手作りする回数」(76%)、「スーパーに買い物に行く回数」(72%)、「冷凍食品を利用する回数」(72%)、「食品飲料をネット・スマホで買う回数」(71%)となり、7割を超える人が「戻る」と回答。

最も少ない行動でも「スーパーで試食をする回数」(58%)と半数を超えており、大多数の傾向として集団免疫獲得後はコロナ前の生活に戻りたい意向が表れる結果となった。

新型コロナワクチン接種後の行動変化アンケート

3~4割はコロナ禍前と行動変化の意向。栄養を意識した食事、内食志向、試食回避は、一部でニューノーマルに

約6割が「コロナ前に戻る」意向を示している一方で、それ以外の約3~4割はコロナ禍前の生活と変化する意向を示した。

コロナ前より「増える」「減る」回答比率の差分が20pt以上になった行動は、「栄養を意識した食事」(+33pt)、「料理についての情報を得る回数」(+29pt)、「手料理する回数」(+26pt)、「スーパー等で試食する回数」(-26%)、「自宅で食べる食事の回数」(+20pt)、「家族との食事の機会」(+20pt)となった。

集団免疫獲得後も、栄養を意識した手料理を続ける人や、スーパーでの試食を避ける人がコロナ禍前より一定数増えることが予想される。

集団免疫獲得後の生活行動の変化意向

コロナ禍前と直近を比較した行動変化では、内食増加、外食減少が顕著

コロナ禍前と直近の状況を比較しての行動変化を聞いたところ、「自宅で食べる食事の回数」(67%)、「手料理する回数」(63%)、「料理についての情報を得る回数」(58%)、「栄養を意識した食事・料理の回数」(50%)について、半数以上が「増えた」と回答している。

ついで「家族との食事の機会」(44%)、「スーパーに買い物に行く回数」(39%)、「テイクアウト・惣菜を利用する回数」(40%)の順で「増えた」の回答が多い結果となった。

これらの行動は、2020年9月、11月、2021年4月に定点調査を行っており、今回の2021年6月調査結果では、3回目の緊急事態宣言やまん延防止等重点措置の影響から、過去調査結果と比較すると、内食増加、外食減少の傾向がより顕著に見られた。

コロナ禍前と直近を比較した行動変化

■調査概要
調査方法:SnapDish登録ユーザーにメールにて「みんなの声大募集♪ 時短編」アンケートで回答を募集
回答期間:2021年6月26日~7月2日
回答者数:317名

<参考>
【料理写真共有アプリ「スナップディッシュ」調べ】
ヴァズ『【プレスリリース】62%が「アフターコロナで、調理頻度はコロナ前に戻る」と回答。一方で、約3割が栄養意識、手料理増加、試食減少の意向。