LINEは、同社が運営するブログサービス「ライブドアブログ」において、地域に根差した情報を発信するローカルブログを支援するためのプログラム「ローカルブロガープログラム」の提供を新たに開始したと発表した。

◾️需要高まるローカル情報を発信するブログを支援する「ローカルブロガープログラム」の提供を開始

コロナ禍においてテレワークなど新しい働き方を取り入れる企業が増加したことなどにより、都市集中型の情報需要から居住地付近のローカル情報需要へシフトしている傾向は、今後も継続するとみられている。

ローカル情報とは、たとえば飲食店や医療機関、小売商店に関する情報など、その地域の住民の生活により密接に関わる情報であるという。

これまでこれらの情報は、政治、経済、芸能情報といったマス向けの情報と比べ、需要と供給のニーズが合致する範囲が非常に狭いこと、また、情報発信が媒体にとって収益につながりにくいことなどから、求めている人は多いにもかかわらずなかなかまとまった情報として発信できない、あるいは、情報はあるがそれが必要としている人に届いていない、といった課題がみられたとのことだ。

このような背景を受け、ライブドアブログでは、飲食店や医療機関、小売商店に関する情報など、地域住民が求めている各地域に根差した情報を発信するローカルブログを支援する「ローカルブロガープログラム」の提供を新たに開始。

「ローカルブロガープログラム」では今後、高利益率の広告枠の提供、ローカルブログの為の機能開発、また、ライブドアブログポータルサイトをはじめとする各種LINEサービスからの誘導支援を提供していくとしている。

「ローカルブロガープログラム」を活用することは各種ローカルブログにとって、これまで課題であった収益の改善や、読者獲得の課題解決の一助となることが見込まれる。

また、ローカルブログが活性化することにより、ユーザーは生活に密接した地域情報をより入手しやすくなるとのことだ。

◾️ローカルブロガープログラムへの参画メディアは現在全国30か所、本年度中に50か所以上への拡大を目指す

現在、「ローカルブロガープログラム」は、新潟県新潟市に特化した「にいがた通信」など14か所のローカルブログを運営するユニークワン、福岡県に特化した「フクオカーノ!」を運営するワイズアップなど、全国30か所、複数のローカルブログの協力がある。

ライブドアブログでは、2021年度末までに全国50か所以上のローカルブログの情報ネットワーク構築を目指すとしている。

LINEは今後も、ライブドアブログなどのコミュニケーションチャネルを提供することを通じて、多くのユーザーにブログコミュニケーションの魅力を伝えてくとしている。

また、様々なメニュー提供やプラットフォームの改善を継続的に実現することで、メディアとユーザーの双方にとって価値のある情報接点を提供し、コミュニケーションインフラとして多様な活用の可能性を広げていくとのことだ。