クボタ、トプコン、Topcon Positioning Systems, Inc.は、スマート農業分野での共同研究契約を締結したと発表した。

両社の技術・ノウハウを持ち寄り、スマート農業分野における共同研究を通し、将来の事業化を見据えたイノベーションの創出に共同で取り組むとしている。

背景とねらい

世界的な食料需要の高まりと、生産現場の人手不足が懸念される中、作業効率性と生産性の向上を目指すスマート農業への期待が高まっている。

クボタは長年にわたり世界の農業従事者に寄り添って製品・サービスを供給し続けており、トプコンは自動化技術とDXソリューションで「農業の工場化」を推進している。

両社はそれぞれの知見を持ちより、各種センサーを活用した農作業データの収集や管理、ビッグデータの活用、また自動化による生産性向上へのソリューションなど、幅広い分野でスマート農業の研究開発を共同で進めていくとのことだ。

共同研究の概要

契約日
2021年6月30日

主な研究内容
●センサー等を使用した農作業データの収集
●ビッグデータを活用した作物栽培ソリューションの研究
●車両管理および自動化技術

クボタは生活に欠かせない食料・水・環境の領域において、多彩な製品・技術・サービスによるソリューションを提供し、地球規模の課題解決に取り組んでいる。

近年注目を集めるスマート農業の領域では、農業機械の自動化による超省力化と、データ活用による精密農業の実現に向けて、事業展開を加速。

また、トプコンは、『「医・食・住」に関する社会的課題を解決し、豊かな社会づくりに貢献します。』を経営理念に掲げ、「食(Agriculture)」の分野では、世界的な食糧需要に対し農業の自動化やIT化をはじめとするDXソリューションにより、営農サイクルである計画から収穫までの高精度化と生産性の向上を実現し、「農業の工場化」を推進している。