GMOインターネットグループのGMOシステムコンサルティングとKYCコンサルティングは、ECサイト上での企業間取引におけるリスク確認業務(コンプライアンスチェック業務)の効率化に向けて、2021年7月6日より協業を開始したと発表した。
協業開始に伴い、7月6日よりGMOシステムコンサルティングが提供する柔軟なカスタマイズが可能なECパッケージ「GMOクラウドEC パッケージEC」でECサイトを運営する企業は、KYCコンサルティングが提供する反社チェックツール「Risk Analyze」を「GMOクラウドEC パッケージEC」上で利用できるようになるという。
これにより、ECサイト上でのリスク確認やそれに伴う利用制限等の作業を効率化することが可能になるとのことだ。
昨今、企業間取引におけるECサイトの活用が多様化してきており、取引先も拡大する傾向にある。
通常、新規の取引先に対しては、反社会的勢力との繋がりや犯罪・不祥事への関与などのリスクの有無をECサイト運営者が確認する必要があるが、新規取引先の増加に伴いリスク確認の機会も増加したことにより、担当者の作業負荷も増大し、企業の経営課題として無視できない状況になりつつあるという。
GMOシステムコンサルティングが展開するEC構築サービス「GMOクラウドEC パッケージEC」は、業界業種問わず多くの企業のオンラインストア構築や企業間取引において活用されている。
一方、KYCコンサルティングが提供するコンプライアンスチェックツール「Risk Analyze」は、国内最大級となる700か所以上の公知情報(新聞記事や風評、インターネット上のニュース記事やSNS情報など)を分析し、誰でも簡単に取引先企業等の取引リスク確認ができるツールとなっている。
「GMOクラウドEC パッケージEC」を活用している企業においても、コンプライアンスチェック業務の簡略化や自動化のニーズが増加していることから、今回の協業に至ったとのことだ。
今回の協業により、「GMOクラウドEC パッケージEC」を活用する企業は、「Risk Analyze」を「GMOクラウドEC パッケージEC」上で利用できるようになり、これまで検索や申告制で確認をしていたコンプライアンスチェック業務の自動化や効率化を実現できる。
また、連携開始に伴い、「GMOクラウドEC パッケージEC」上にブラックリスト機能が付与され、ECサイト側での取引制限を可視化できるようなるとしている。