Zホールディングス(以下、ZHD)は、グループ企業のアスクル(以下、アスクル)および出前館とともに、日用品や食料品を即時配達する「即配サービス」の実証実験を、2021年7月末から開始すると発表した。

同実証実験は、東京都板橋区を含む一部エリアで開始し、順次3~5エリアに拡大する予定とのことだ。

ZHD・出前館・アスクル、日用品や食料品の「即配サービス」実験開始へ

実証実験では、ユーザーは出前館のサービス上で、アスクルが販売する約300種の商品の中から選択し注文・決済すると、最短15分で商品を受け取ることができるという。

出前館の配達員は注文を受けた後、都内の専用倉庫で該当商品を受け取り、自転車やバイクで指定された配達先に商品を届ける。

ZHDおよびヤフー、LINEは、集客やポイント施策などのマーケティング活動をサポートするとのことだ。

同実証実験では飲料や衛生用品など「いますぐ欲しい」というニーズに応えることが可能だとしている。

<実験概要>
・実施期間:2021年7月末~終了時期未定

・対象エリア:東京都板橋区を含む一部エリア

・取扱商品:約300種類(予定)
洗濯用品、掃除用品、電池、ベビー用品、衛生用品、ペット用品などの日用品
チルド食品(予定)、冷凍食品、カップ麺、レトルト食品、パン、ジュース、酒類などの食料品や飲料

 ZHDとアスクルと出前館は同実証実験により、配達先のラストワンマイルの即時配達ニーズを把握するとともに、取扱商品の拡大や他の地域や他サービスでの展開を検討し、「欲しい時に欲しい商品が手に入る」といった、さらなる買い物体験の向上に努めていく方針を示している。