産経新聞、「ワクチン接種後の生活に関する」調査を実施 再開したいこと第1位は「旅行」

産経新聞社は、新型コロナウイルスのワクチン接種の実態やその後の生活意識などを把握するため、「ワクチン接種後の生活に関する」アンケートを実施。

今回の調査は、2021年6月25日から6月28日までの4日間、同社が運営する会員サイト「産経iD」に登録している会員に対して実施し、ワクチン接種者3,191人の調査結果を得たという。

新型コロナウイルスのワクチンを接種して安心感は得られたか、感染の可能性が低くなったら何を再開したいか、コロナ禍で新たに始めたことなどの調査結果をまとめたとのことだ。

■ワクチン接種後の安心度について

ワクチン接種によって「安心した」のは85.1%

ワクチンを接種して安心感は得られたか聞いたところ、「大いに安心した」「少し安心した」を合わせて85.1%の人が、ワクチンを接種したことで「安心した」と回答。

年齢が上がるにつれて「安心した」と回答する人の割合が増えており、80歳以上では9割を超えたという。

また男性の約3分の1が「大いに安心した」と回答している一方、女性は2割程度にとどまっている。

■ライフスタイルを戻す時期について

「今年中は無理」「同居家族のワクチン接種完了時」は 約2割

生活をコロナ禍以前の消費や活動と同じ程度に戻すタイミングを聞いたところ、「今年中は無理ではないかと考えている」が最も多く、21.4%。

次いで、「自身も含め、同居の家族の2回目のワクチン接種が済んだ時」(19.5%)、「自身がワクチンを打ったかどうか関係なく周囲に接種済みの人が増えてきたとき」(17.5%)、「自身が2回目のワクチン接種が済んだ時」(10.4%)の順で、約半数がワクチン接種によって元の生活に戻すことができると考えており、集団免疫に期待している様子が見られた。

また、「自身が1回目のワクチン接種が済んだ時」(0.6%)の回答率が低いことから、ワクチン接種は1回のみでは効果が限定的であることも理解されていることがうかがえるとのことだ。

他方、「今年中は無理ではないか」(21.4%)、「もう以前には戻らないのではないか」(8.3%)と、悲観的に考える人も約3割となった。

■再開したいレジャー・娯楽について

再開したいのは「旅行」「外食」「離れていた家族や友人と再会する」

新型コロナウイルスへの感染の可能性が低下してきた時に今まで控えていたことで再開したいのはどのようなことか聞いたところ、「旅行」が72.8%。

次いで「外食」(57.4%)、「離れていた家族や友人と再開する」(45.6%)の順となりました。不用不急の外出をしないように呼びかけられていることの影響が見られた。

一方で、クラスターの発生が相次いで報告された「パーティ」(3.7%)や「カラオケ・コーラス等(歌うこと)」(11.3%)は再開意欲が低い結果となった。

■コロナ禍で変化したライフスタイルについて

「動画・音楽配信」や「読書」を楽しむ人が増加

コロナ禍の生活で新たに始めたり、する時間が増えたり、利用する機会が増えたことを聞いたところ、「動画配信(Netflix、YouTube等)や音楽配信(Spotify等)を利用するようになった」(26.8%)がトップ。

次いで「読書量が増えた」(24.8%)、「特に何も変わらない」(24.2%)の順となった。デジタル、アナログなことが共に上位にあり、ライフスタイルが多様化していることが浮き彫りになったとしている。

【調査概要】
調査名 :ワクチン接種後の生活に関する調査
調査対象:産経iD会員 有効回答 3191人
調査期間:2021年6月25日~28日
調査方法:インターネット調査

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