LINE BITMAX Wallet、「NFTマーケットβ」提供開始 正式版は今夏の提供を予定

LINEの暗号資産事業およびブロックチェーン関連事業を展開するLVCは、LINEのデジタルアセット管理ウォレット「LINE BITMAX Wallet」において、LINEの独自ブロックチェーン「LINE Blockchain」を基盤としたNFTアイテムの取引ができる「NFTマーケットβ」を提供開始すると発表した。

NFT(Non-Fungible Token、非代替性トークン)は、ブロックチェーン上で発行された唯一無二で代替不可能なデジタルトークンで、デジタルアイテムやコンテンツの固有性や保有していることを証明できる仕組み。

LINEは、2018年4月のLINE Blockchain Lab設立以降、様々なブロックチェーン事業に取り組み、昨年8月からはNFT事業にも注力してきたとのことだ。

ブロックチェーンサービス開発プラットフォーム「LINE Blockchain Developers」では、開発者が簡単に「LINE Blockchain」上でNFTアイテム等のトークンを発行し、サービス構築できる環境の提供を開始。

「LINE Blockchain」基盤のdAppsサービスも複数ローンチされているという。また、「LINE BITMAX Wallet」では、LINEアカウント一つで「LINE Blockchain」上で発行されたNFTアイテムを含むデジタルアセットの管理が可能となり、ユーザーは煩雑な秘密鍵の管理なしにブロックチェーンサービスを利用することができるとのことだ。

今回、「LINE BITMAX Wallet」において「LINE Blockchain」基盤のNFTアイテムが取引できる「NFTマーケットβ」の提供を開始。

ベータ版では、LVCが同サービス用に提供するNFTアイテムのみ出品・購入が可能で、利用時の手数料であるコンテンツ料は無料。

また、イーサリアムチェーンなどでは、NFTアイテムの取引時にネットワーク利用料としてガス代が発生するが、「LINE Blockchain」ではネットワーク利用料はかからないとのこと。なお、決済に利用できる暗号資産はLINEの独自暗号資産「LINK」となる。

また今回、「NFTマーケットβ」の提供開始を記念し、先行してNFTアイテムの取引を気軽に体験してもらうために「NFTマーケットβオープン記念キャンペーン」を本日より実施。

「NFTマーケット」正式版は、今夏の提供を予定。

さらに、NFTアイテムの二次流通市場を構築することで、ユーザー間での取引の中でNFTアイテムの付加価値が高まっていく場を提供し、エコシステム内で流通する価値の最大化を目指すとしている。

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