LINEは、同社が運営するコミュニケーションアプリ「LINE」を活用したデジタルチラシサービス「LINEチラシ」において、新たにLINEのトークタブ最上部の「トークリスト」との連携を開始したと発表した。
「LINEチラシ」は、これまでオフラインでの配布が中心だったチラシやDM(ダイレクトメール)を、ユーザーの興味関心や生活エリアに合わせ、パーソナライズされた状態で「LINE」を通じて配信する、スマートフォンに最適化したデジタルチラシサービス。
小売企業にとって広告媒体としての新聞折込チラシのリーチ力が弱まりつつある中、サービス開始以降、ドラッグストアチェーンやスーパーマーケット、家電量販店などの小売店を中心に活用されているという。
今回「LINEチラシ」では、導入店舗におけるマーケティング活動の最大化を目的に、圧倒的なDAUを誇るLINEのなかでも特にアクティブ率の高いトークタブ最上部に表示されるコンテンツ枠「トークリスト」との連携を開始したとのことだ。
■圧倒的なアクティブ率を誇るトークタブ最上部の「トークリスト」に最新チラシの掲載開始
LINEのなかでも特にアクティブ率の高いトークタブ最上部の「トークリスト」に、最新のチラシが掲載されるようになったという。
「LINEチラシ」の利用状況に応じて、近隣店舗のお買い得情報など、表示するコンテンツをLINEユーザーごとにパーソナライズして最適化することで、ユーザーひとりひとりにとって魅力の高い配信を行うことが可能。
今後は、これまで「LINEチラシ」を利用していないユーザーへの配信も予定しており、国内月間利用者数約8,800万人というLINEのリーチ力を活用して、多くのユーザーにチラシを届けていくとしている。
■ユーザー数1,500万人を突破 計画購買行動の定着によりマイエリア登録者数は前年比約186%、PV数は前年比約176%と大幅増加
「LINEチラシ」は、2019年10月のサービス開始から現在までに、ユーザー数1,500万人を突破し、前年比約176%増と成長を続けているという。
またサービス開始以降、ドラッグストアチェーンやスーパーマーケット、家電量販店などの小売店を中心に活用している店舗数は40,000店を超え、前年比約394%増となった。
さらに自宅近くや勤務地などよく行くエリアを登録すると、そのエリアの最新チラシが届くマイエリア登録者数も増加しており、前年比で約186%に。
加えて、お気に入り追加数は約772万店舗で前年比約153%増、ウォレットタブなどからアクセスできる「チラシメディア」のPV数は前年比約176%増と、「LINEチラシ」を日常的に使っているユーザーが増加しているとのことだ。
「LINEチラシ」では現在、同サービスのLINE公式アカウントから「今日のチラシ」を配信しており、これによって「LINEチラシ」上でのチラシの閲覧が根付いてきていることがうかがえるという。
また、コロナ禍の長期化によって新しい生活様式が定着し、企業と顧客とのデジタル接点強化の重要度が増していることと、計画的に買い物をするというユーザーの計画購買行動の定着が、サービス成長の後押しになっていると考えられるとのことだ。
LINEでは、今後New Normalのローカルビジネスにおいて加速することが予想される、オンラインとオフラインが融合したOMO(Online Merges with Offline)型の販促企画実現に向け、企業とユーザーの双方にとって価値のある情報接点を提供し、コミュニケーションインフラとして多様な活用の可能性を広げていくとしている。