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講談社は、イングランド・プレミアリーグに加盟する「Liverpool Football Club」(以下、リバプールFC)と、「オフィシャル・グローバル・パートナーシップ」契約を締結いたしました。
オフィシャル・グローバル・パートナーとして
リバプールFCは、地球上で7億人ものサポーターに支持される世界屈指の人気クラブ。今回の契約により、講談社は下記のような活動を通して、欧州、北米、中国、東南アジア、中東など、全世界に向け講談社ブランドを発信し、世界の人々に講談社を知ってもらうとしている。
●ホーム・スタジアムのアンフィールドにて
・試合中のLED看板に、講談社のロゴや作品タイトルを掲出
・スタジアム内に講談社コーナーを開設予定
・マッチデープログラムに講談社のページを掲載
●リバプールFCが持つ世界的な知名度を活用
・選手やレジェンドの協力を得て、動画やSNSなどで世界に向けてメッセージを発信
●共同で行うCSR活動を通じて
・リバプールFCが持つ財団とCSRプログラム「Creative Works」を実施
リバプールFCと講談社が共に持つ思想
リバプールFCと講談社は、文化の発展のために100年以上尽くしてきたという点で共通した思想を持っているという。ピッチ外での活動にも重点を置くリバプールFCは財団(以下、LFC財団)を設立し、リバプールの地域住民への教育活動や就業支援といったサポートを積極的に展開してきた歴史がある。
講談社も象徴的なCSR活動として、キャラバンカーに各出版社の絵本500冊以上を載せて全国で読み聞かせをする「本とあそぼう全国訪問おはなし隊」を続けてきた。この活動は20年以上に亘って23,000回を数えている。
また文芸関連はもちろん、国際貢献につながるさまざまな賞を主宰するなどして、新しい才能の発掘や活動の場の創出に力を注いできたという。
そして今回、講談社はLFC財団と協力して「Creative Works」というプログラムを立ち上げ、2021年9月より、リバプールにある2つの大学と2つの高校に所属する学生たちを対象に、雇用機会を提供するプログラムを開始。
このプログラムは、困難な環境にある若者たちがクリエイティブな業界でキャリアを積めるようにすることを目指していくものであるという。
プログラムの参加者たちは、クリエイティブなスキルの向上、履歴書や面接のテクニック、人前で話すこと、自信をつけることなどについてサポートや指導を受け、目指すキャリアに到達するための準備をし、リバプールにある劇場やメディアなど多岐にわたる7つのクリエイティブ施設や組織と協力して、参加者たちには職場体験をするチャンスも与えられるとのことだ。
講談社はリバプールのコミュニティを支援するために、「Creative Works」以外にもさまざまな支援を行っていくという。
支援の一環として当初は、幼少期から子どもたちが読み書きを身につけるためのサポートをし、クリエイティブな才能を引き出すために創造性のある出版物や題材を現地に提供していく予定となっているとのことだ。
◆リバプールFC最高経営責任者ビリー・ホーガン氏のメッセージ
「創造性に富んで語り継がれる素晴らしい物語がフットボールクラブにはたくさんあり、今も生き続けています。これからは、講談社とともに、世界中のファンの興奮と想像力をかきたて、世代を超えた感動を提供していきたいと思います。
過去18か月、リバプールFC財団は、16歳以上の人を対象にキャリアの階段を上るためのさまざまな雇用制度を提供する「Works」を構築してきました。今回、講談社と協力して「Creative Works」を立ち上げ、若者がクリエイティブな仕事で夢を追いかけ、自身の可能性を実現するための機会を提供できることを嬉しく思います。」
講談社は1909年の創業以来、「おもしろくて、ためになる」を合い言葉に物語を紡ぎ出してきた。今年4月には、この言葉のエッセンスを英語で表現した“Inspire Impossible Stories”という言葉とロゴを発表し、コンテンツのグローバル化を一層進めていき、新たなステップに踏み出すことを宣言したばかり。
新たな発見や創造性を提供し(=Inspire)、見たこともない(=Impossible)、物語(=Stories)が、どのように生み出されるのか。リバプールFCと講談社との新たなパートナーシップに今後も注目してほしいとしている。
なお、今回の契約締結に伴い講談社のグローバル・サイトも開設したとのことだ。