JTBコミュニケーションデザイン(以下、JCD)は、2021年6月21日より、ホテルや会場などの施設向けに、イベントや会議で使用された電気を再生可能エネルギーに置き換えることができる「CO₂ゼロMICE」を販売開始すると発表した。

JTB、会議の電力を再生可能エネルギーに置換える「CO₂ゼロMICE」販売へ 企業のSDGs支援

「CO₂ゼロMICE」とは、MICEを実施する際に、その会場で使用される電気を再生可能エネルギーに置き換えることで、CO₂を実質0にできるサービス。

再生可能エネルギーの調達、実際に使用されたエネルギーが再生可能エネルギーの環境価値としてどれほどなのかを算出し、事後検証などを含めてパッケージにした商品。

CO₂ゼロMICEの特徴は以下の通り。

1. 導入に際して、初期費用、契約料等不要
2. 「CO₂ゼロ」でイベントを開催する旨の事前告知が可能
(申し込み後、イベントページへの掲載やリリースなど活用可能)
3. イベント主催者に再生可能エネルギー使用の「グリーン電力証書」を発行
(証書を社内外へのSDGsをはじめ、環境保全への取り組み活動報告として告知可能)
4. 会場電気使用量の計算や証書の入手など面倒な手続き不要
5. 主催者の東京都総量削減義務や温対法等にも利用可能
6. オンライン会議・オンラインイベントでも利用可能
7. 電力会社を選ばず利用可能

<イベント主催者のメリット>
・SDGsやISO14001への取組みとしての評価→企業評価の向上
・企業ブランド価値の向上→CO₂削減に取り組む企業として新たなファン創出
・SDGsへの積極的な取り組み→インナーブランディングの醸成
・CSRの環境配慮効果→企業の気候変動への取り組みに対するファイナンス評価(TCFD)向上
・東京都総量削減義務や温対法などの削減義務に貢献

<参画施設のメリット>
・SDGsに力を入れている優良企業のイベント獲得 
・「CO₂ゼロMICE」販売によるインセンティブ収入獲得(直販の場合)
・環境ブランディグ効果向上  
・SDGsへの取り組み評価

JCDでは、「CO₂ゼロMICE」を通じ、企業が取り組む環境対策やCSR活動の支援により、次世代における脱炭素社会の実現を目指すという。

また、同時にSDGsの目標「7.エネルギーをみんなに。そしてクリーンに」「13.気候変動に具体的な対策を」にも貢献していくとしている。