日本最大級の出前サービス『出前館』は、配達機能を持たない飲食店の代わりに『出前館』が配達を担う「シェアリングデリバリー®」を、2021年6月22日に青森県、岩手県、山口県にて開始すると発表した。
今回の3県への進出により、『出前館』の「シェアリングデリバリー®」は、全国47都道府県へサービス展開することを達成したとのことだ。
『出前館』は、2017年3月に神奈川県で配達代行サービス「シェアリングデリバリー®」を開始。
同年は東京を含めた4都市、2018年・2019年には9都市と拡がり、新型コロナウイルスが猛威を振るい始めた2020年には、デリバリーサービスの需要拡大を受け、さらに19都市へ拡がり、計32県への展開となり、2021年には過去最短の約半年で15都市へ進出。
全国へ「シェアリングデリバリー®」を展開できたのは、利用客をはじめ、全国各地の加盟飲食店、飲食店の商品をしっかりと届ける『出前館』配達員・パートナーあってこそだと感じているとのことだ。
特に未曽有の事態となった2020年では、「シェアリングデリバリー®」の走行距離は地球約300周分(同社調べ)におよぶものとなり、コロナ禍でデリバリーの需要を強く感じる年となったとしている。
以前は「出前」自体が、いわゆる「ハレの日」の需要が高く、寿司やピザなどのイメージが強くあったが、配達代行サービスの拡がりにより、飲食店が配達員を抱えずにデリバリーをすることが可能となった。
さらに、昨今では日常的に食べることができるジャンルも増え、コロナ禍となったことがきっかけで、デリバリーを飲食店が導入する傾向が一般的になっているという。
また、さまざまなジャンルが増えていく中で、“配達の質”はさらに重要視されているポイントでもあるとのことだ。『出前館』では、利用者に安心してサービスを提供できるよう、そして今後もサービスの利便性をより高めていくとしている。