サニーサイドアップグループの代表取締役を務める次原悦子氏が、2021年6月1日(火)に、一般社団法人日本経済団体連合会(以下、経団連)のダイバーシティ推進委員会の委員長に就任したと発表した。

ダイバーシティ推進委員会は、「ダイバーシティ&インクルージョン(多様な人材が存在する中で、それぞれの個を尊重し認め合うこと)」を経済界から推し進めるべく、経団連に加盟している企業で構成される組織。

現在は344社が参画しており、柄澤康喜氏( MS&ADインシュアランスグループホールディングス取締役会長)、魚谷雅彦氏(資生堂 代表取締役社長 兼 CEO)が委員長を担当。

経団連が 2020年11月に公表した 成長戦略内でも 、持続可能な資本主義社会を実現するための鍵として 「ダイバーシティ&インクルージョンの推進」が掲げられており、企業の経営戦略上の重要な柱と捉えられているという。

一方同社は、2015年7月にダイバーシティ&インクルージョンの推進を目的としたプロジェクト「SSU DIVERSITY LAB」を発足。

卵子凍結補助を含む福利厚生「 Dear Woman」制度や、同性婚および事実婚を行ったメンバーにも結婚休暇などの権利を付与する「パートナーシップ」制度の制定などを通じ、 ダイバーシティ&インクルージョンの精神を体現する「一人ひとりが自分らしく働ける環境づくり」を推進してきたとのことだ。

こうした背景の中、次原氏の同委員会委員長への就任が決定。

経団連が掲げる「 2030年までに役員に占める女性比率を30%以上にすることを目指す」という目標に向けて、同委員会が発足したアクション「 2030年 30%へのチャレンジ Here We Go 203030」を始め、 ダイバーシティ&インクルージョンをより一層加速するための取り組みを推進するとしている。

今後は ダイバーシティ推進委員会の活動を推し進めるとともに、「 We’re all the same, because We’re all different.」 という同社のダイバーシティ&インクルージョン スローガンのもと、互いの個性を敬意とともに認めあうことが当たり前となる社会の実現を目指し、活動を続けていく方針を示している。