アリババ傘下・菜鳥とSGHグローバル・ジャパンが物流連携 中国の消費者にも高品質な輸送サービスを提供

アリババグループのロジスティクス部門である菜鳥網絡は、SGホールディングスグループの国際貨物事業、物流倉庫事業を担うSGHグローバル・ジャパンと物流に関するパートナーシップ契約の締結を発表した。

2013年に設立された菜鳥は、アリババグループの物流関連会社。

サプライチェーン全体において、革新的でオープンなデジタルプラットフォームを活用することで効率的な物流サービスを提供し、顧客体験の向上を目指しているという。

パートナー企業と協働しながら、菜鳥は、24時間以内に中国本土のあらゆる場所に、72時間以内に世界中に配送することを目指すと同時に、アリババグループのミッション 「To make it easy to do business anywhere(あらゆるビジネスの可能性を広げる力になる)」を実践しているとのことだ。

SGHグローバル・ジャパンは菜鳥とのパートナーシップ契約において、今まで培ってきた国際物流のノウハウを活用することにより、越境EC事業を行っている日本企業だけではなく、中国の消費者も満足できるよう、高品質な輸送サービスを提供。

菜鳥が掲げる目標に対して物流面でサポートすることはもちろん、日本企業の中国マーケット進出へのサポートを行っていきたいと考えていくとしている。

越境ECスキーム

菜鳥とSGHグローバル・ジャパンは、輸出入に必要なシステム連携を行い、5月26日から物流業務を開始。

現在、大阪から週6回の航空便にて日本から中国まで輸送しており、6月下旬以降は2021年に本格稼働したSGホールディングスグループの次世代型大規模物流センター「Xフロンティア」内にある東京倉庫からの出荷も計画しているとのことだ。

これにより菜鳥が手掛ける日本から中国の消費者向け直送物流(越境EC「Tモールグローバル」のTモール海外フルフィルメント)をSGHグローバル・ジャパンが受託することになるとしている。

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