ヤマト総研・NRI、日本におけるフィジカルインターネットに関する取り組みを発信

一般社団法人ヤマトグループ総合研究所(以下、ヤマト総研)と野村総合研究所(以下、NRI)は、2021年6月14~16日に開催されるフィジカルインターネット1に関する国際会議「第8回国際フィジカルインターネット会議2:8th International Physical Internet Conference(以下、IPIC)」内セッションの企画・運営を担当し、日本におけるフィジカルインターネットに関する取り組みを発信すると発表した。

なお、IPICで、日本の取り組みを発信するのは今回が初めてであるとのことだ。

ヤマト総研とNRIはこれまで、両社で連携し、フィジカルインターネットに関する研究を進めてきました。2019年からはNRIのサプライチェーン・物流の専門スタッフ2名がヤマト総研の客員研究員として活動を始めているという。

ヤマト総研は、2019年9月に米国ジョージア工科大学、2020年8月にはパリ国立高等鉱業学校とフィジカルインターネットの取り組みに関する覚書を締結、2020年6月にはフィジカルインターネット懇話会を発足、さらに2021年1月に開催した「フィジカルインターネットシンポジウム(ヤマト総研主催)」では、日米欧のフィジカルインターネットを研究する有識者が一堂に会して各々の取り組み内容の共有や活発な意見交換をするなど、フィジカルインターネットの認知度向上に向けた様々な取り組みを進めてきた。

これら一連の活動に、NRIの専門スタッフもヤマト総研の客員研究員として関わってきたとのことだ。

このような取り組みが評価され、今回IPICにおいて、ヤマト総研専務理事の荒木氏がオーガナイザーとして日本の取り組みを紹介するセッションを企画し、その運営をヤマト総研の客員研究員であるNRI主席研究員の藤野氏、NRI上級コンサルタントの水谷氏が行うという。

IPICで、日本のフィジカルインターネットに関する取り組みを発信するのは初めて。なお、荒木氏・水谷氏の2名は科学委員会のメンバーに就任し論文審査にも携わるとのことだ。

今後も両社で連携し、日本におけるフィジカルインターネットの認知度向上に向けた各取り組みを進めると同時に、日本の取り組みを世界に向けて発信していくとしている。

■セッションの概要
 日時:2021年6月16日16:00~17:30(日本時間)
 題目:日本における物流革新の取り組み
 オーガナイザー:ヤマトグループ総合研究所専務理事・上智大学名誉教授 荒木勉
 アジェンダ
  ○講演1:物流クライシスを乗り越えるスマート物流サービス「地域物流」の取り組み
  ○講演2:持続可能な加工食品物流プラットフォームの構築を目指して
  ○パネルディスカッション(フィジカルインターネットへの期待)

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