サッポロHD提供・レシピ提案の「うちレピ」、レシートアプリと店舗と連携したフードテックサービス構築の実証実験を開始

サッポロホールディングスは、「うちレピ」のβ版webアプリにおいて、ユニバース、東芝テック、東芝データと、東芝テック・東芝データが運営する電子レシートアプリ「スマートレシート」と、ユニバースが運営するスーパーマーケット店舗との連携に関する実証実験を2021年6月19日より展開すると発表した。

「うちレピ」のβ版webアプリでは、おうちにある食材からつくれるレシピや買い足す食材候補を提案し、料理を通じた家族コミュニケーションができる。今回、料理に関連する一連の体験をシームレスにつないだフードテックサービスの構築を目指し、実証実験を展開するとのことだ。

現在の「うちレピ」は、ユーザーの料理に関連する行動体験のうち、「在庫管理」「レシピ決め」にフォーカスしたサービス設計となっているが、以下の各種連携を構築することで、「買い物」「調理」「保存」へのサービス拡張を図るという。

同施策は、このうち「①購入情報連携」「②買足し提案連携」に関する実証実験となるとのことだ。

「うちレピ」は同施策を含めた複数の実証実験を今後展開することにより、現在新型コロナウイルス感染拡大の影響からその機会が急増している家庭での「料理」において、未来のスマートライフ実現を目指すとのことだ。

①購入情報連携
スーパーマーケット等での買い物情報を、「うちレピ」の食材在庫として取得。

②買足し提案連携
スーパーマーケットの特売情報等と連携し、「うちレピ」から買足すべき食材候補を提案。

③冷蔵庫内在庫情報連携
専用機器で取得する冷蔵庫内の特定商品の在庫情報を、「うちレピ」の食材在庫として取得。

④レシピデータ連携
調理家電を使用したレシピを「うちレピ」に掲載し、当該レシピを選択すると調理家電へ情報連携して、使用する機能が自動選択される。

◆概要

「うちレピ」は、電子レシートがスマートフォンに届くレシート管理アプリ「スマートレシート」を運営する東芝テック・東芝データと、青森・岩手・秋田でスーパーマーケット「ユニバース」を展開するユニバースと連携し、2021年6月19日~8月22日の期間において、「①購入情報連携」「②買足し提案連携」に関する実証実験を「ユニバース」全店舗(ビッグハウス湊店除く)で行う。

ユーザーは「ユニバース」の店舗で購入した食材情報を、スマートレシートを介して「うちレピ」に登録することで、自宅食材と合わせてつくれるレシピの提案を受けることができるという。

さらに、「うちレピ」から「ユニバース」の特売食材でつくれるレシピをリアルタイムに提案するとのことだ。

今回の実証実験により、生活者のスーパーマーケット店舗での買い物と食材の在庫管理、レシピ・献立の検討をシームレスにつなぐ新たなサービスの可能性を検証。

期待する効果が得られれば、「スマートレシート」と「うちレピ」のデータ連携の自動化を検討し、より簡便により快適に、買ってきた食材からレシピが提案されるサービスを構築するとともに、ユーザー起点の新たなデータ価値の創出に向けた協業を進めていくとしている。

さらに、「ユニバース」での本施策の本格的な運用を図るとともに、順次領域拡大を行いパートナー各社が持つサービス・知見とのシナジーを最大化して、より多くの生活者に「スマートレシート」と「うちレピ」連携によって、毎日の料理をより簡単に楽しく感じられるサービスの提供を目指すとのことだ。

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