マクアケは、2021年6月10日(木)に、「Makuake」の活用推進や韓国実行者の事業展開サポートのため、ソウル特別市麻浦区に韓国拠点を設立したことを発表した。

なお、同社において海外では初の拠点設立になるとのことだ。

マクアケ、初の海外拠点を「韓国」に設立 1年で総額15億超を目指す

韓国拠点新設の背景には、これまで「Makuake」から誕生した韓国企業の商品やサービスに関するサポーターの反響の大きさや、近年、日本進出を希望する韓国企業からの問い合わせの増加など、サポーターと実行者の両者からの注目度が上がり需要が高まっていることがあるという。

2017年10月から韓国案件の本格展開が始まり、これまでの4年間で韓国企業のプロジェクトだけでも620件を掲載。

2020年の応援購入金額は2019年に比べ1.5倍以上成長しているとのことだ。

これまでの代表的な韓国発の「Makuake」プロジェクトは以下。

・360°スピーカー機能付きサイドテーブル「Mellow」
2018年より連携している韓国で最大級のクラウドファンディングプラットフォーム「Wadiz」からの紹介で2回プロジェクトを実施。応援購入金額合計は2,400万円超え。

・両端レーザー距離計「VH-80」
2017年から連携しているKOTRAの商談会がきっかけとなり、「Makuake」に掲載。応援購入総額1,000万円超え。

また、2020年より業務提携を開始したソウル市の中小企業支援機関・ソウル産業振興院(SBA)の紹介で実施した18プロジェクトの応援購入金額が合計4,600万円を突破するなど、注目度が非常に高いプロジェクトが多く誕生しているという。

今回、韓国現地に拠点を設け、より現地法人との連携を深め、韓国発の日本進出プロジェクトを推し進めていくことを目指すとしている。

また、今後の1年間における韓国拠点の応援購入総額が15億超となることを目標としているとのことだ。

2021年6月10日(木)からは、韓国拠点の立ち上げに伴い韓国の事業者を対象に「Makuake」活用推進キャンペーンを実施。

キャンペーン期間中に「Makuake」に応募し、プロジェクトの掲載に至った実行者に「Makuake」の公式メールマガジン・アプリからの発信を保証し、プロジェクトの最大化を支援するとのことだ。

プロジェクト募集期間:2021年6月10日(木)〜2021年7月9日(金)
プロジェクト掲載期間:2021年7月1日(木) 〜2021年12月31日(金)

同社は今後も、韓国を含む海外の事業者との連携をさらに深め、より幅広い事業者のプロジェクトや日本および海外への事業進出をサポートしていくことで、ビジョンである「生まれるべきものが生まれ 広がるべきものが広がり 残るべきものが残る世界の実現」を目指す方針を示している。