地域の情報サイト「ジモティー」を運営するジモティーは、これまで廃棄または海外輸出されていた不要品を個人や法人から収集し、ジモティーに出品するリユース拠点「ジモティースポット」を開設し、地域内でモノの循環を促進する実証事業を開始すると発表した。
第一弾として浜屋と連携し、リサイクルショップや不用品回収業者などの法人が集めた不要品を出品するとのことだ。
■背景
同社は「地域の今を可視化して、人と人の未来をつなぐ」を経営理念に、地域情報サイトジモティーを運営している。
現在、月間1000万人以上の人に利用されており、ここ数年で注目を集めているリユース分野においても、大型の家具や家電を中心に、必要なモノを必要な人へ届ける場を提供しているとのことだ。
今回、実証事業として開設する「ジモティースポット」は、まだ使える不要品を大量に集めジモティーに出品する、同社運営のリユース拠点。
これまでリサイクルショップや不用品回収業者にて買取・回収した不要品のなかで、販売には適さずに廃棄または海外輸出される商品が多く発生。
今回の取組では、そのような不要品を法人から大量に「ジモティースポット」に集め、ジモティーへ出品することで地域内でのリユースを行うとしている。
同社と実証事業を行う浜屋は、基幹事業であるリユース事業を軸として、リユース品の買取・海外輸出において業界をリードする企業であり、全国で17拠点を展開しているという。
今回の提携では、買取・回収した不要品の新たな販売チャネルを開拓したい浜屋のニーズと、同社の理念が一致し実現にいたったとしている。
■実証事業の内容
今回の提携では、浜屋が買取した不要品の一部を、浜屋所沢支店の敷地内に開設した「ジモティースポット」に集めジモティーに出品。出品された商品は、ジモティーでのネット決済後、「ジモティースポット」で受け渡しを行うとのことだ。
同社では、今後も持続可能な社会の実現を目指し、「ジモティースポット」などのリアル拠点も活用しながら、リユース促進をさらに強化していくという。