イオンは、1991年から「買物袋持参運動」を実施しており、2007年に一部店舗の食品売場でレジ袋の無料配布を終了し、2020年4月から全国の総合スーパー「イオン」「イオンスタイル」の直営全売場でプラスチック製・紙製を含む、すべてのレジ袋の無料配布を終了。

イオンでのレジ袋の辞退率は8割を超え、2020年度の年間レジ袋削減枚数は約29億4,038万枚となったことを発表した。

一方、レジ袋を必要とする利用客には、バイオマス素材を配合したレジ袋を有料で提供しており、その収益金を毎年、地域の自治体や団体に寄付。

2020年度の寄付合計は約1億8,062万円、2007年からの累計は約10億2,223万円となったとのことだ。

 <地域での活用事例(2019年度の贈呈分)> 

イオンスーパーセンターの寄付の一部は、青森県緑化推進委員会さまによる地域の子どもたちも参加しての森林整備に活用。

レジ袋の主な原料であるプラスチックは、原料である石油資源の枯渇や、ごみとして焼却処理される際の温室効果ガスの発生、また河川などに廃棄されることによる環境汚染などが世界規模で問題となっている。

イオンは、2020年9月に「イオン プラスチック利用方針」を策定し、使い捨て型の見直しや、化石由来から環境配慮型素材への転換、店舗を拠点とした資源循環モデルの構築に取り組んでいる。

今後も、店舗・商品・サービスを通して、利用客とともに新たなライフスタイルの定着を進めていくとのことだ。