全国で医療従事者や高齢者を対象とした新型コロナウイルスワクチンの接種が進む中、菅総理大臣が、6月中には高齢者接種にめどのついた自治体から一般(64歳以下)への接種が始まるとの見通しを示すなど、一般接種への注目が高まっている。
スマートニュースが、全国1,741の市区町村で接種予定を発表しているウェブページを分析した結果、一般接種の予定を明記している市区町村は、2021年5月31日時点で172(全体の9.8%)に上ることがわかったと発表。
該当する市区町村に居住する15歳 – 64歳人口は約1,316万人(全体の17.3%)となっている。
●一般接種の開始予定を明示している自治体(自治体数ベース)
7月中の開始予定を表明している自治体が最も多い
●一般接種の開始予定を明示している自治体(15-64歳人口ベース)
人口ベースでは8月時点で10%を超える見込み
都道府県別では、一般接種の開始見込みを明記している市区町村が最も多いのは、東京都(14市区町村)。以下、北海道、長野県と続く。
●一般接種の開始予定を明示している自治体が多い都道府県トップ10
自治体数ベースでは東京都が1位だが人口では大阪府
なお、全国1,741市区町村それぞれでの接種券発送時期や予約開始時期、接種開始時期については、スマートニュースが提供する「ワクチンアラーム」機能で、居住地や生年月日などの情報を入力することによって、誰でも確認することができる。
ワクチンアラームでは、市区町村の集団接種に加え、国や都道府県が設置する大規模接種会場の予約開始時期・接種時期も通知する。また、それぞれの接種主体で、予約可能な期間内の施設も一覧表示するとのことだ。
なお、同社では、報道関係者への支援のため、新型コロナワクチンの接種状況、接種施設と予約可否などに関するデータの無償提供を検討している。