リクルートは、2023年以降に就職予定の学生(大学院・大学・短大・高専・専門学生・外国人留学生)および既卒生を対象とした就職活動準備サイト『リクナビ2023』を6月1日にオープンしたと発表した。

インターンシップや1day仕事体験に関する説明会をオンライン上で視聴できる『合同WEBセミナーLIVE』を実施

『リクナビ2023』は、新型コロナウイルス禍において、学生が企業ごとのインターンシップや1day仕事体験に関する説明会を動画で視聴できる『合同WEBセミナーLIVE』を実施し学生に提供。

学生はどこからでも自身のスマートフォンやパソコンから企業の説明会に参加できる。

また説明会で疑問に思ったことや企業に質問したいことはその場でチャットを用いて質問することができる。

予定が合わなかった場合や後で見直したくなった場合にも、配信内容を『リクナビ2023』上で閲覧することが可能。

参加企業はインターンシップや1day仕事体験の内容の紹介に加えて、学生の関心が高い3つのテーマを「1、具体的な仕事内容・事例」「2、社風・職場の雰囲気」「3、業界説明・解説」のうち最低でも1つ以上のトークテーマを設定し、説明内で取り上げ。

当日の視聴画面で説明を聞いて興味を持った企業があれば、学生は「出席登録ボタン」から最新のインターンシップ情報や説明会の情報などを受け取ることが可能であるという。

また、『合同WEBセミナーLIVE』に参画している企業はキーワード検索で自分に合った企業を絞り込むことができるとしている。

『質問に答えて見つける』機能の設置

どのような業種、どのような企業に興味があるか迷っている方に向けて新しく「質問に答えて見つける」機能を設置。「新しいものは好きですか?」「買い物に行くとついつい色々見てしまいますか?」など10の質問に答えると、その回答をもとにおすすめのセミナーを紹介する機能であるとのことだ。

学生は身の回りの質問に答えながら自分が興味のもてそうな企業のセミナーを探すことができる。

参加したいと思ったセミナーが決まったら自分専用の『マイタイムテーブル』を作成できる。マイタイムテーブルに登録しておけば当日説明会の開始時間に忘れることなく説明会に参加できるという。

学生が「インターンシップ・1day仕事体験」を評価、『リクナビ』上で開示

『リクナビ2023』では、学生が学生による評価を基にインターンシップや1day仕事体験を選べるサービス『インターンシップ・1day仕事体験評価』を6月1日から提供。

同社には以前より、就職準備に臨む学生から、インターンシップや1day仕事体験を探す際、同期学生や先輩が行った評価を参考にしたいという声が寄せられていたという。

この学生の声を受け、限られた時間の中で、学生が自分に合ったプログラムを探す新たな軸として同機能を開発。学生からの投稿は、6月1日から可能となり、企業の評価は6月1日よりサイト上にて公開するという。

学生が評価を投稿できるのは、事前にエントリーし、プログラムを体験した『リクナビ2023』に掲載するすべての企業が対象。

学生は参加したプログラムについて、「総合評価」に加え、「業界理解度」「職場雰囲気の理解」「事業内容の理解」「仕事内容の理解」「自己理解」「自己成長」「社員からのアドバイス」「人事とのやりとりのスムーズさ」の8項目、計9項目を、5段階で評価。

項目ごとに記入された数字は独自ロジックで集計され、9項目それぞれの項目において、投稿した学生全体の評価として評価値が算出されるという。

学生からの評価が10件以上投稿された場合のみ、評価された9項目が『リクナビ2023』上の各企業ページに公開される。

評価を軸としたインターンシップや1day仕事体験の条件検索も可能になるため、学生は業界や知名度など従来の判断軸だけでなく、すでに参加した学生の評価を見て、インターンシップや1day仕事体験を選ぶことができるとのことだ。

今後もリクルートは、学生に希望と納得感をもって将来を決められるようにとの願いを込めて、日々事業を推進していくとしている。