楽天、プライド月間にLGBTQ+理解促進 「Walk Together with Pride」実施

楽天グループは、「プライド月間」の6月1日から6月30日に、LGBTQ+に関する理解促進や啓発を目的とした活動「Walk Together with Pride」を実施すると発表した。

楽天は、70を超える国・地域出身の多様なバックグラウンドを持つ従業員2万5千人以上を擁する組織として、ダイバーシティへの取り組みを企業戦略の柱に位置付け。

様々な個性、価値観、才能を持つ従業員が集まり、革新的なサービスを創造し続けることを大切にしているという。

6月はLGBTQ+の権利について啓発を促す「プライド月間」として世界的に認知されており、各地で様々なイベントが行われている。

今回の「Walk Together with Pride」を通じて、従業員を含むLGBTQ+やアライ(理解者)と共に、社会全体でのLGBTQ+へのさらなる理解促進を目指し、様々な施策を展開するとのことだ。

オープンする「Walk Together with Pride」特設サイトでは、レインボーフラッグに楽天の公式キャラクター「お買いものパンダ」が描かれたデザインをはじめとした各種バーチャル背景画像や、ぬりえ用のイラストデータを無償でダウンロードできるという。

ぬりえは、様々な色で色付けすることで多様性へのサポートを表すことができ、それらをフラッグ(旗)に見立ててSNS上でシェアすることでパレード感を演出する「オンラインプライドパレード」にも参加できる。

この特設サイトは、例年オフラインで開催されていた「プライドパレード」をオンライン上で開催する試みで、ニューノーマル時代に沿った新たな形でLGBTQ+に関する啓発活動を推進することを目的としている。

ぬりえ用のイラストデータの例

また、フリマアプリの楽天「ラクマ」では、虹色の楽天ロゴがプリントされた梱包用テープ「楽天レインボーテープ」を作成。

テープは「楽天モバイル」の一部店舗にて、数量限定でユーザーに無料配布するほか、楽天「ラクマ」の出品代行サービス「ラクまるっと」の商品梱包時に使用されるという。

「楽天レインボーテープ」のイメージ

楽天はこれまでも、同性パートナーの配偶者を持つ従業員を対象とした福利厚生や社内制度の導入をはじめ、性別関係なく使える多目的トイレの導入、オンラインとオフライン両方の相談窓口の設置、理解促進に向けたオープンセミナーの開催など、様々な活動を行ってきたという。

また、ユーザーやビジネスパートナーを含む世界中の人々が、どのようなアイデンティティを持つかに関わらず、一人ひとりの個性、価値観が尊重されるサービスの提供に努めているという。

今後も、誰もが、国籍や人種・性別・信仰・婚姻歴・子女の有無・宗教や政治思想・年齢・障がいの有無・性的指向・性自認などによって差別や偏見を受けることのない社会の実現に向けて取り組んでいくとしている。

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