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KDDI、menuと資本業務提携を開始 飲食業界の活性化を推進

フードデリバリー事業を展開するmenuとKDDIは2021年6月1日、日本の飲食業界の活性化を推進し、両社経済圏の連携により新たな価値を創出するため資本業務提携を開始したと発表した。

KDDIは、同提携により、menuが発行する株式の一部を取得し、持分法適用関連会社化。

日本におけるフードデリバリー市場は、新型コロナウイルス感染症に伴う外出自粛の影響を受け、ユーザーからのニーズが高まっており、今後も拡大が見込まれているとのことだ。

menuは、親会社であるレアゾン・ホールディングスのグループ会社として設立され、フードデリバリー・テイクアウトアプリ「menu」を通じて、ユーザーの注文を飲食店に伝達し、飲食店と配達員のマッチングを行うフードデリバリー事業を展開しているという。

2020年4月の提供開始から1年間で47都道府県にサービス展開し、国内60,000店舗の加盟店舗数を実現するなど事業を拡大している。

KDDIは、3,200万超のau PAY会員を通じて決済事業を中心にau経済圏の拡大を推進してきた。

今後、コロナ禍で需要増が見込まれるフードデリバリーをはじめとした飲食業界など、消費行動の入り口となるリアル接点を強化していくとのことだ。

同提携により、3,200万超のau PAY会員に対して「au PAY アプリ」のミニアプリへの「menu」の追加や、2021年7月中旬より「menu」アプリのオンライン上の支払い方法として「au PAY」に対応するなど、新たな価値創出に取り組むとしている。

さらに、会員数1,500万超を有するauスマートパスとの連携による「menu」の注文率向上への寄与や、加盟店開拓のサポートによりmenuの事業成長を支援していくという。

今後、両社はIDの連携により、自宅や外出先などユーザーの状況に合わせたレストラン情報の案内といったデータマーケティング施策を実施していくという。

両社は同提携を記念して、2021年6月2日から、auスマートパスプレミアム会員を対象に「menu」の利用料金が最大4,000円割引となるキャンペーンを実施するとのことだ。

また、「menu」の「au PAY」対応に合わせて、「au PAY」の支払いでPontaポイントが還元されるキャンペーンを実施する予定であるとしている。

menuとKDDIは、ユーザーが便利にフードデリバリーサービスを利用できる体験などを通じて、新しい価値を創造していくとしている。

■業務提携内容

1.au会員基盤を基軸とした、お客さま、店舗を含めたmenuの経済圏の拡大
2.IDや支払い機能の連携によるシームレスなサービス利用環境の提供
3.両社データの活用によるマーケティングの高度化

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