ヤフー(以下、Yahoo! JAPAN)は、「Yahoo!天気・災害」(PC版、スマートフォンブラウザー版)、「Yahoo!防災速報」(iOS版、Android版)などのサービスにて、内閣府の「避難情報に関するガイドライン」に対応し、大雨などの災害時における、警戒レベルにひも付く避難情報を変更したと発表した。
これまでの警戒レベル4の発令は、避難勧告を基本とし、緊急性が高い場合は避難指示(緊急)を出す運用がされていたが、住民が避難するタイミングをわかりやすくするため、避難指示に一本化。
同時に、「Yahoo!天気・災害」は、近年の大雨災害の増加を踏まえ、警戒レベルが発令・解除されている市区町村を確認しやすくなるよう避難情報ページの表示方法を変更したとのことだ。
■「避難情報に関するガイドライン」への対応について
内閣府は、住民への避難情報をわかりやすくするため、「避難勧告等に関するガイドライン」から「「避難情報に関するガイドライン」に改定し、自治体から発令される避難情報を2021年5月20日より変更。
これまでの警戒レベル4「避難指示(緊急)」「避難勧告」は、意味の違いがわかりにくいという課題があったことから「避難指示」に一本化され、警戒レベル3「避難準備・高齢者等避難開始」は「高齢者等避難」、警戒レベル5「災害発生情報」は「緊急安全確保」へ変更されているという。
Yahoo! JAPANは、このガイドライン改正に対応し、2021年5月21日より順次、「Yahoo!天気・災害」や「Yahoo!防災速報」などのサービスで、避難情報の表示を変更。
■避難情報ページの表示方法に関する変更内容
「Yahoo!天気・災害」の避難情報ページでは、避難情報が発令・解除された市区町村を表示しているが、近年の大雨災害の増加に伴い、同時に多数の市区町村で避難情報が発表される事態が増えたため、見やすさを改善する必要があると考えたとのことだ。
そこで、表示を都道府県ごとに整理し、ユーザーにとって確認しやすいページになるよう変更。
この避難情報ページは、「Yahoo!防災速報」や「Yahoo! JAPAN」トップページ、「Yahoo! JAPAN」アプリ(iOS版、Android版)などのサービスからもアクセスし、確認できる。
気象庁によると、今年は例年より梅雨入りが早く、しばらく雨が降る日が続くと予想されている。また、近年は大雨による災害が増えていることから、一人ひとりが避難情報を正しく理解し、適切な行動をとることが大切とのことだ。
「Yahoo!天気・災害」や「Yahoo!防災速報」は、これからも機能追加や改善に努め、インターネットを通じてユーザーの安全な暮らしに貢献していくとしている。