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国内6研究機関が連携 36.6万人規模のゲノムデータをシェア 次世代医療実現へ貢献

岩手医科大学いわて東北メディカル・メガバンク機構(IMM)および東北大学東北メディカル・メガバンク機構(ToMMo)、名古屋大学が事務局をつとめる日本多施設共同コーホート(J-MICC)研究、国立がん研究センターがとりまとめる多目的コホート(JPHC)研究、慶應・鶴岡メタボロームコホート(TMC)研究、愛知県がんセンター病院疫学(HERPACC2,3)研究の国内6研究機関は、各コホート研究で収集した情報を相互利用するための包括的な共同研究の枠組み(国内ゲノムコホート連携)を構築したと発表した。

この連携により36.6万人規模のゲノムコホートデータを6機関で順次相互利活用することが可能となる。

日本人の疾患発症に影響を与える遺伝的素因の解明や、発症リスク予測モデルの構築などのゲノム疫学研究が促進され、一人ひとりの体質に合わせた個別化医療・個別化予防やリスク予測などの次世代医療の早期実現へ貢献することが期待されるという。

TMM計画、J-MICC研究、JPHC研究、TMC研究、HERPACC2,3 研究のコホート情報(調査票情報や生理機能検査値など)、ゲノムデータをToMMoに設置しているスーパーコンピュータに保管し、個人情報保護に対する十分な配慮がなされた遠隔セキュリティエリアを利用して、相互利活用がなされるとのことだ。

また、計画された各研究内容は審査のうえで実行され、概要は公開される。

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