ディップは、厚生労働省が運営する医療人材向けの求人情報サイト「医療のお仕事Key-Net」(以下、Key-Net)に掲載されているワクチン接種関連の求人情報を、同社が運営する「ナースではたらこ」「バイトル」「はたらこねっと」登録者へ提供することを通じて、医療従事者の就業を促進する取り組みを開始したと発表した。

新型コロナウイルス感染収束の切り札となるワクチン接種が各地で本格化する中、ワクチン接種を担う医療従事者の人手不足が喫緊の課題となっている。

中でも、先月医療現場への看護師派遣が解禁となったように、全国の接種会場における看護師不足は深刻化しているとのことだ。

同社が運営する看護師人材紹介サービス「ナースではたらこ」の登録者へワクチン接種の求人に関するアンケートを実施したところ、6割以上の方は「応募したい」若しくは「検討したい」と回答しており、ワクチン接種に係る求人に前向きであることが分かる。

そこで同社は、新型コロナウイルス感染症に対応しながら、地域医療を支える大事な役割を担っている医療従事者の確保を目的として2020年6月より厚生労働省が開始した医療人材向けの求人情報サイト「Key-Net」に登録されている全国の自治体が募集するワクチン接種に関する求人情報を、同社の運営する「ナースではたらこ」「バイトル」「はたらこねっと」にてワクチン接種求人を希望している人、また一定の条件に該当する登録者へメールで情報提供を行い、就業を促進する取り組みを開始。

同社では、同取り組みを通してワクチン接種の人手不足解消に貢献していくとともに、「私たちdipは夢とアイデアと情熱で社会を改善する」という企業理念のもと、急速に変化する環境下において社会に対して何ができるのかを常に考え取り組みを続けていくとしている。

■「ワクチン接種の仕事を検討できる」と考える看護師経験者は6割以上

ワクチン接種の求人についてアンケートを実施したところ、6割以上の人が「応募したい」若しくは「内容・条件次第では検討したい」と回答。

また、ワクチン接種の仕事に興味・関心のある方が多くいる一方、勤務時間の柔軟性や働き方、サポート体制などに不安を抱えていることが分かったとのことだ。

<看護師経験者の声>

「子育てをしており、短い勤務時間でもできる仕事があれば携わりたい」
「貴重なワクチンの扱い方や、自身の感染リスク対策などのサポートがあるか気になる」
「アナフィラキシーショックなど緊急事態が発生した際に早急な対応ができる体制があると安心」
「一時的な雇用なのか、その後も継続して就業できるのか教えて欲しい」