JR東日本環境アクセスとユーグレナは、JR東日本環境アクセスが所有・運行する清掃用車両において、ユーグレナ社の次世代バイオディーゼル燃料(以下、バイオ燃料)を2021年5月10日より使用開始したことを発表した。
燃料となるバイオ燃料は、ユーグレナ社のバイオジェット・ディーゼル燃料製造実証プラント(以下、バイオ燃料製造実証プラント)で製造され、JR東日本環境アクセスに提供されたもの。
バイオ燃料は、微細藻類ユーグレナ(和名:ミドリムシ、以下、ユーグレナ)と使用済み食用油を原料に使用し、車両自体の内燃機関を変更することなく使用することが可能な次世代バイオディーゼル燃料。
バイオ燃料は、燃料の燃焼段階ではCO2を排出するが、原料となるユーグレナも使用済みの食用油の原材料である植物も成長過程で光合成によってCO2を吸収するため、燃料を使用した際のCO2の排出量が実質的にはプラスマイナスゼロとなるカーボンニュートラルの実現に貢献すると期待されているとのことだ。
JR東日本環境アクセスは、地球環境企業をめざし、事業を通してCO2の削減や資源循環型社会の実現に取り組むとともに、HP上で環境やエコに対する知識を学べる場「アクセス環境学園」を運営するなど、積極的な活動を実施しているという。
今回、環境対策の一環として、日本をバイオ燃料先進国にすることを目指す『GREEN OIL JAPAN』宣言に賛同し、所有する清掃用車両におけるバイオ燃料の使用を決定。
一方、ユーグレナ社は、バイオ燃料製造実証プラントで製造するバイオ燃料の供給を昨年から開始している。バイオ燃料を使用する企業や自治体数は拡大しており、さまざまな車両・船舶で利用が開始されているとのことだ。
JR東日本環境アクセスとユーグレナ社は、地球環境に配慮した活動を推進し、持続可能な地球社会の実現を目指して取り組んでいくとしている。