ヤフー(以下、Yahoo! JAPAN)は、「特定デジタルプラットフォームの透明性及び公正性の向上に関する法律」(以下、透明化法)の施行を踏まえ、規制対象となる「Yahoo!ショッピング(PayPayモールを含む)」における透明性向上のための取り組みに関する出店者向け説明ページを公開したと発表した。
Yahoo! JAPANは、「透明化法」の施行に先駆けて、「出店審査基準の掲出」など透明性向上のための自主的な取り組みを行ってきたという。
同説明ページでは、既に公表している情報も含めて、透明性向上のための取り組みをまとめて紹介している。また、取り組みの紹介に先立ち、出店者との3つの約束を新たに発表。
■3つの約束
1.協働
出店者を、Yahoo!ショッピングと協働して日本中の人々に豊かな“お買い物体験”を提供する大切なビジネスパートナーと捉え、尊重する。
2.共有
出店者に対し、Yahoo!ショッピングの運営ルールを、しっかりと、分かりやすく共有。
3.協創
出店者の意見に真摯に耳を傾け、Yahoo!ショッピングをより魅力的なものにするための改善に活かす。
■主な記載内容
1.同社の基本サービスについて
2.提供条件等
(1) 出店審査、契約の履行停止および契約の解除の基準について
(2) 出店者への要請事項について
(3) 検索順位の決定の仕組みについて
(4) 同社による、出店者の販売データの利用について
(5) 出店者による、販売データの利用について
(6) 出店者が、同社に対して、出店者の販売データを第三者に提供するよう依頼することについて
(7) 同社への苦情・紛争の申し立てについて
(8) 特定の出店者に対して、他の出店者と異なる取扱いを行う場合について
(9) 商品の販売価格や販売条件について
(10) 返品・返金等の対応について
(11) 代金の支払を留保する場合について
(12) 提供条件やシステムの変更について
3.相互理解のための自主的な取組み
Yahoo! JAPANでは、「透明化法」の趣旨に賛同し法令遵守を徹底していくとともに、デジタルプラットフォーム事業者の社会的責務を果たすため、出店者との取引、ユーザーへのサービス提供の両面において、高い透明性や公正性を意識し、安心して利用できるサービスを目指して、継続的な改善を行っていくとしている。