サントリーグループ、国内飲料自動販売機等事業のグループ会社再編を発表

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サントリー食品インターナショナルは、5月19日開催の取締役会において、2022年1月1日(予定)付で、同社グループの自動販売機等に関する事業を営むサントリービバレッジソリューション、サントリービバレッジサービスおよびジャパンビバレッジを統合し、新たな体制で自動販売機等事業の営業を開始することを決議したと発表した。

同社グループは、今回の再編により、ユーザー満足のより一層の向上および経営効率の進化を目指すとしている。

1.再編の目的および内容

世の中の動きとともに、飲料市場においても同社グループを取り巻く環境はますますその変化のスピードを速めている。同社はその環境変化や将来を見据えた体制の検討を常に行っており、今回その一環として自動販売機等事業を再編することを決定。

同社グループは、日本で最もユーザーに愛され続ける飲料カンパニーを目指し、「次世代の飲用体験を誰よりも先に創造し、人々のドリンキングライフをより自然で、健康で、便利で、豊かなものにする」ことをビジョンとして活動しているとのことだ。

今回、ユーザーに対する商品・サービスを通じた新しい価値の提供をさらに推進するために
(1)流通パートナーと共に消費者に価値を届ける事業
(2)自らが自動販売機等によって直接ユーザーに価値を届ける事業
以上2つの異なるビジネスモデル毎に組織を再編し、それぞれの特性を活かし同社グループの活動をさらに磨き上げていくとしている。

具体的には、流通パートナーである、小売店・卸店向け販売に加え、自動販売機オペレーター向け販売をサントリーフーズに集約。

また、自らが自動販売機等によって直接ユーザーに価値を届ける事業については、サントリービバレッジソリューション、サントリービバレッジサービスおよびジャパンビバレッジの統合により誕生する、《新生》サントリービバレッジソリューションに集約するとのことだ。

サントリーフーズは、全ての流通パートナーの営業窓口として統合し、それぞれの販売チャネルで磨き上げてきた活動ノウハウを融合・進化させ、流通パートナーの最良のパートナーとしてさらなる取組み提案・支援を実現していくという。

こうした流通パートナーとの取組みを通じて、消費者の多様な飲用ニーズにフレキシブルに対応していくとのことだ。

《新生》サントリービバレッジソリューションは、ユーザーと直接の接点を持つことができる直販事業ならではの「ヒトの力」に「デジタル技術」を融合することによって、あらゆる生活シーンにおいてユーザーのニーズに沿った商品ならびにサービスを届け、より便利で豊かなドリンキングライフを体感できるよう、取り組んでいくとしている。

同再編を通じて、同社は、より消費者の多様な購買シーン・飲用シーンに寄り添い、最適な形で商品・サービスを提供出来る飲料カンパニーとして飲料市場を牽引し、期待に応えられるよう努力していくという。

2.体制図(商品・サービスの流れ)

3.再編に関する日程

同再編の方針に関する同社の取締役会決議:2021年5月19日(本日)
同再編に係る詳細の決定に関する同社および同社グループ各社の取締役会決議:2021年10月頃(予定)
効力発生日:2022年1月1日(予定)

4.同再編のスキーム

(1)同再編の方式

同社グループが日本国内にて運営する事業を、消費者に商品・サービスを届ける方式により区分し、流通パートナーを通じて消費者に商品・サービスを届ける事業をサントリーフーズに、同社グループが直接ユーザーに商品・サービスを届ける事業を《新生》サントリービバレッジソリューションに、それぞれ集約。

また、同再編の実施に伴い、サントリービバレッジサービスが営む不動産管理事業等を、同社へ移管するとしている(同日付で開示)。

(2)《新生》サントリービバレッジソリューションの概要(2022年1月1日予定)

今回の再編後、同社グループにおいて、直接ユーザーに商品・サービスを届ける事業を担う≪新生≫サントリービバレッジソリューションの概要は、以下のとおり。詳細については、決定次第改めて発表するとのことだ。

(1)商号:サントリービバレッジソリューション(現商号:ジャパンビバレッジ)
(2)所在地:未定
(3)代表者の役職・氏名:未定
(4)事業内容:自動販売機等による各種食品飲料の販売
(5)資本金:未定

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