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マイナビが運営する、独立・開業支援サイト『マイナビ独立』は、「マイナビ2021年版 独立・開業に対する意識調査」の結果を発表した。
同調査は全国20代から60代の男女18,905名を対象に、独立・開業に対する興味の有無を調査したうえで、「独立・開業に興味がある」と回答した1,000名を対象に集計したもの。
独立・開業に興味がある割合は前年比で男女ともに上昇
同調査において「独立・開業に興味がある」と回答したのは43.9%(前年比3.4pt増)。前年よりも独立・開業に興味がある人が増えていることがわかった。
その割合は男女ともに上昇し、男性は53.5%(前年比3.5pt)、女性は34.5%(前年比3.3pt増)だった。
独立・開業に興味を持ったきっかけは「収入を増やしたい」がトップ
独立・開業を考えるきっかけは、「収入を増やしたい(31.9%)」の割合が突出して高かった。前年比で4.4ptも増加したことから、収入アップを目指して独立・開業を検討する人が増えていることがわかる。
また、独立・開業時に重視する点は「自分のペースで働ける・自分の時間を持てること」が18.0%(前年比0.5pt増)で3年連続のトップとなったが、その一方で「人間関係のストレスなく働けること」が10.0%(前年比1.2pt増)で3位に入った。
開業後の目標年収は若い世代の男性が高い年収を望み、女性は全体的に控えめな傾向
独立・開業後の目標年収について聞いたところ、若い世代の男性は高い年収を望む傾向があり、20代は30.0%、30代は40.0%、40代は29.0%が、年収1,000万円を超える年収を希望していることがわかった。
女性は男性と比べるとやや控えめな傾向で、すべての年代で目標年収600万円以下の割合が40%を超えた。
時勢の変化(新型コロナウイルスの影響を含む)が独立・開業の検討に影響したことについては、「特になし」という回答が多数を占める一方、各年代の20%超が「独立・開業する時期を変更した」と回答
時勢(新型コロナウイルスの影響を含む)の変化が独立・開業の検討に影響したことについては、各年代で「特になし」という回答が最も多かった。
その一方で「独立・開業する時期を変更した」という回答はすべての年代で20%を超え、「検討していたが独立・開業を見送った」という回答も20代男性を除くすべての年代で20%を超えた。限定的ではあるものの、時勢の変化による影響も一定数見られたとのことだ。
<調査概要>
調査対象:20歳~60歳の男女
サンプル数:18,905名および「独立・開業に興味がある」と回答した1,000名
調査期間:2021年3月25日(木)~3月29日(月)
調査方法:インターネット調査