ユニクロは、2021年7月から東京で開催予定の世界的スポーツ大会において、スウェーデン代表選手団が大会期間中に着用する公式ウエアを提供すると発表した。

東京の夏の酷暑の中でも、選手たちが最高のパフォーマンスを発揮できるようデザインされ、競技のときだけでなく、セレモニーやトレーニング、移動中や休息時など競技以外の時間も選手が快適に過ごすための、選手の24時間をサポートするLifeWearコレクションであるという。

2019年1月に行ったパートナーシップ締結の発表以来、ユニクロとスウェーデンオリンピック・パラリンピック委員会は、公式ウエアの開発を協働で進めてきた。

クオリティ、イノベーション、サステナビリティを追求したコレクションは、選手一人ひとりの声に耳を傾け、東京の猛暑と湿気の中でも最高のパフォーマンスを維持できるように開発されているという。

シンプルで上質、そして快適さと機能美を兼ね備え、服を通して人々の暮らしと社会をより良くするというLifeWearのコンセプトを体現しているとのことだ。

■クオリティ(高品質)

選手や委員会メンバーからのフィードバックと検証、またプロゴルファーのアダム・スコット選手をはじめユニクログローバルブランドアンバサダーによるモニターテストを繰り返し、素材やシルエット、動きやすさをアップデートし、ウエアの完成度を高めたという。

外部評価機関やパートナー企業との協業、またユニクロ有明本部に新設した「服の基礎研究所/ラボ(人工気象室)」での東京の温湿度を再現する気象テストや、運動時の発汗場所や量などの機能検証も行い、快適で着心地よいフィッティング、細部までこだわり抜いた高品質のウエアに仕上げているとのことだ。

■イノベーション(革新性)

超・速乾機能「ドライEX」や、縦にも横にも自在に伸縮する「ウルトラストレッチ」、心地よい肌触りと汗を速乾させる機能を併せ持つ「エアリズム」、着るだけで紫外線をカットする「UVカット」など、ユニクロの高機能素材と機能を組み合わせたウエアは、選手の最高のパフォーマンスを引き出すとしている。

また、見た目も涼しく感じられる色のリサーチと開発を行い、スウェーデンをリスペクトした国旗色のブルーとイエロー、そしてライトグレーなど軽やかなカラーリングを施したという。

■サステナビリティ(持続可能性)

公式ウエアには、回収したペットボトルからリサイクルされた再生ポリエステルの素材や、再生可能資源であるバイオマス原料由来のポリエステル繊維素材を一部に使用。また、フッ素を使わない撥水加工剤や素材ロスを最小限にする編み製法を採用するなど、環境にも配慮した素材選定・製法を実施しているという。

■ユニクロが提供するスウェーデン選手団ウエア

セレモニーや、飛行機などでの移動、トレーニング、取材対応、選手村で過ごすときなど大会期間中の選手団のあらゆるシーンに対応できるフルコレクション。

■ユニクロが提供する大会競技ウエア(20種目)

バドミントン、卓球、テニス、ボート、カヌー、水泳、射撃、ゴルフ、セーリング、スケートボード(男子)、サッカー(女子)

以下は、パラ大会競技ウエア:
バドミントン、卓球、テニス、ボート、カヌー、水泳、ボッチャ、アーチェリー、射撃