良品計画は、5月19日(水)より、無印良品の店内で流れるBGMの各種ストリーミング配信サービスでの配信を開始すると発表した。
2001年以降発表してきたBGMを収録したCDは、累計24枚におよぶ世界16か国・地域をテーマとした伝統音楽だという。
BGMの楽曲は、すべて現地の音楽家が演奏したオリジナル音源で、その数は300曲以上にのぼり、時代に消費される音楽とは一味違う、暮らしに寄り添った音楽だとしている。
楽曲配信プラットフォームは以下の通り。
・Apple Music
・Amazon Music Unlimited
・AWA
・Spotify
・LINE MUSIC
・YouTube Music
・うたパス
・dヒッツ
提供プラットフォームは今後も追加する予定としている。
楽曲は、BGM2から25までの計327曲、16か国のなかから、5月19日より順次公開される。
<楽曲紹介(一部抜粋)>
(BGM NO./タイトル/国/制作年/紹介文)
・BGM 2/Paris/フランス/2001/パリのメトロミュージシャンによる演奏を集めた。
・BGM 3/Sicily/イタリア/2003/シチリアを中心とした南イタリアのトラディショナルミュージック。
・BGM 4/Ireland/アイルランド/2003/アイリッシュケルトの民謡音楽を集めた。
・BGM 5/Puerto Rico/プエルトリコ/2004/サルサの原点、カリブ海プエルトリコの素朴な音楽。
・BGM 6/Andalucia/スペイン/2004/フラメンコのメッカ、セビリアの民族音楽。
なお、Spotifyプレイリストは、年に4回更新予定とし、ボーカルの入らない環境音楽として、自宅でのテレワークやリラックスタイムに音楽を楽しめるよう、BGMシリーズのなかから、様々なシチュエーションに応じて聞けるプレイリストを定期的に更新するとのことだ。
同社は、無印良品の商品・サービスをとおして世界中の生活者に寄り添い、暮らしと共にありたいという点で、これらの伝統音楽が無印良品の考え方に合っていると考え、2001年から、世界16か国・地域に足を運び、伝統音楽を中心に、その地に根ざした活動を続ける音楽家の演奏にのせてBGMシリーズとして紹介しているという。
「これまで、BGMは店頭およびネットストアでCDとして販売してきましたが、在宅時間が増えている今、BGM配信を開始することで、世界各国の文化を五感で感じ、世界中を旅しているような体験をすることで、生活をより豊かに楽しんでいただきたい」と同社は述べている。
今後は配信地域を拡大し、無印良品の店舗がない地域でも、言語を超えて「感じ良いくらし」を提供することを目指すとしている。