テックファームホールディングスは、5月に社長直轄の人材獲得専門部署を立ち上げ、戦略的な採用活動を行うと発表した。

“地域”、“ジェンダー”、“学歴・職歴”、“国籍”不問の「フリー採用」で広く門戸を開き、コロナ禍で加速した多様化するDX推進に向けて、多様な人材による創造性を高めるため人材戦略を強化するという。

これまでも同社は、通年採用や国籍不問などの積極的な採用を行い、女性活躍に向けた制度設計や、コロナ禍以前よりリモート勤務を推進するなど、多様な働き方を目指してきたとのことだ。

しかし、コロナ禍でDXを加速する業界・業種が増加し、新たな発想による事業やサービスの創造が求められる中、多様な価値観や経験を持つ人材の力がますます重要になっているとしている。

そのため“地域”では、働く場所を問わず地方でも勤務できるフルリモート化を進め、将来的に海外勤務の実現も目指す。

また“ジェンダー”では、性差なく働き続けられる環境整備や風土醸成に取り組み、“学歴・職歴”ではスキルやポテンシャル、人柄、熱意を重視し一切の条件を設けないなど、採用方法や人事施策で様々な制約を超えていく方針を示している。

更に、個々人のライフプランに合わせたオーダーメイドのフォローアップにより、これまで成し得なかった人材発掘と獲得に取り組むとのことだ。

そして今回、多様なIT人材の“獲得”こそが経営の最重要課題だと捉え、社長直轄の独立した人材獲得専門部署として「タレントアクイジション部」を創設。

エンジニアとして入社以来、プロジェクトマネージャーや開発部門のトップを務めてきたテックファームの執行役員を責任者とし、まずは直接候補者にアプローチするダイレクトリクルーティングを強化すべく、自社による積極的なマーケット進出で多数の人材と関係構築し「タレント・プール」を形成。

開発部門の採用ニーズに迅速かつ適切に対応するという。

また、「タレント・プール」形成を加速させる各種広報施策やWebマーケティングで、採用ブランディングも強化するとしている。