神戸市は、社会問題化する通称「ヤングケアラー」の支援に向けたプロジェクトの一環として20代も含めた「こども・若者ケアラー」の相談・支援窓口を2021年6月1日に設置すると発表した。

当事者はもちろん、関係者からの相談を受け付け、ケースに応じた支援へとつなげていくとしている。

また、関係機関及び関係者の共通認識を図ることを目的にマニュアルも作成しているという。

「こども・若者ケアラー」とは、障がいや病気のある家族、幼いきょうだいなど、ケアを必要とする人がいるために、本来大人が担うと想定されているような家事や家族の世話などを日常的に行っている子どもや若者のこと。

ケースに応じた支援へとつなげていく専門の窓口は、6月1日から神戸市総合福祉センター1階に設置される。

受付時間は、平日9時~17時(祝日・年末年始除く)。

受付方法は、6月1日より以下の方法で開通される。
・電話 078‐361‐7600
・Eメール carer_shien@office.city.kobe.lg.jp
・来所

また、対応業務としては以下を挙げている。

・相談への対応、相談ケースに応じた支援方針や支援計画の検討・決定
・介護保険サービスや障害福祉サービス等の公的サービスの活用に向けた調整
・家族に対するアプローチ
・学校等における見守り、寄り添い
・ケアラー同士の交流・情報交換のための居場所づくり(年度後半を予定)