ベトナム初のJリーグクラブによるサッカースクール事業を開始 ベカメックス東急と川崎フロンターレが基本協定を締結

ベトナム社会主義共和国・ビンズン省の省都ビンズン新都市において、東急の子会社であり、ビンズン新都市の開発を行うBECAMEX TOKYU CO.,LTD.(以下、ベカメックス東急)と、東急線沿線をホームに活躍する川崎フロンターレは、2021年5月に基本協定を締結し、ベトナム初のJリーグクラブによるサッカースクール事業を今秋に開始すると発表した。

同事業は、これまでビンズン新都市において2013年からサッカーの普及活動を継続してきた川崎フロンターレとベカメックス東急が連携することで、質の高いサッカー選手の育成に加え、サッカーを通じた地域貢献や、ビンズン新都市の未来を担う子どもたちの成長を支える場の提供を目指すとしている。

同事業の開始に伴い、川崎フロンターレのコーチ2名をビンズン新都市へ派遣・常駐させ、直接指導することで、ベトナムに住む子どもたちに川崎フロンターレの指導方針「テクニック」「原理・原則」「社会性」の3つの視点から、サッカースクールに通う各人の個性を育んでいくとしている。

東急およびベカメックス東急は、2012年からビンズン新都市(総面積約1,000ha)において、「東急多摩田園都市」の開発で蓄積したノウハウを活かして、現地の文化・慣習と融合した街づくり「東急ビンズンガーデンシティ」プロジェクトを推進している。

今後も、住宅、商業施設、バス路線の新設などさらなる開発の推進に加え、生活を支えるサービス事業の展開により、ビンズン新都市の発展に貢献していくとのことだ。

川崎フロンターレは、2013年に東急が主催した現地クラブ(ベカメックス・ビンズンFC)との親善試合「東急ビンズンガーデンシティカップ2013」へトップチームとして参加して以来、ベトナムの子どもたち向けのサッカー教室、ベトナムのサッカークラブのアカデミーへの指導者派遣、「国際ユースカップU-13」の開催など、ベトナム全土で活動を継続して行ってきたという。

今後、スクール会場となるビンズン新都市を起点に、ベトナム全土でサッカーの普及活動を行うとのことだ。

今後も、ベカメックス東急、東急、川崎フロンターレは、サッカーを通じてビンズン新都市の豊かな生活環境を創造していくとしている。

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