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ふるさと納税ポータルサイト「さとふる」を運営するさとふるは、寄付金の使途に応じて事業を立ち上げ寄付を募る「さとふるクラウドファンディング」にて、静岡県静岡市の2事業の寄付受け付けを2021年5月14日より開始したと発表した。
「さとふるクラウドファンディング」は、ふるさと納税の仕組みを活用して、寄付金の使途に応じた事業を立ち上げ寄付を募る、クラウドファンディング型ふるさと納税サイト。
寄付者は「さとふるクラウドファンディング」上で具体的な寄付金の使途から寄付先を選択することができるほか、自治体への応援メッセージの投稿や集まった寄付金額を随時確認することもできるという。
静岡県静岡市は、市民ニーズが多様化・複雑化し、行政だけでは社会的課題に対してきめ細かく対応することが困難な状況にある中、行政の支援が届かない分野で活動するNPOなどの団体を対象に、ふるさと納税制度を利用した支援を行っている。
「さとふるクラウドファンディング」ではこれまでに21事業の寄付募集を行ったとのことだ。
■今回受け付けする各事業について
1. 静岡を持続可能な地域へ フードバンクふじのくに応援プロジェクト
認定NPO法人フードバンクふじのくには静岡市を拠点にフードバンク事業に取り組んでいる。
日本の食品ロス量は年間612万tと推計される一方で、子どもの貧困は7人に1人といわれているという。
また、新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受けた経済活動自粛により生活困窮者は今後増加が予測されており、フードバンクの必要性が高まっている。
同事業を通じて集まった寄付金は、食品寄贈にかかる運送費や段ボールなどの消耗品費、事務局運営費などに活用されるとのことだ。
<事業概要>
事業名:静岡を持続可能な地域へ!フードバンクふじのくに応援プロジェクト
目標寄付額:10,000,000円
受付期間:2021年5月14日~2021年6月30日
<静岡市コメント>
フードバンク事業は、貧困問題対策と食品ロス問題対策どちらの側面もあり、SDGsの観点からも非常に重要な取り組みです。新型コロナウイルスの影響でフードバンク事業への需要がさらに高まっており、本市にとってフードバンクふじのくにの活動は欠かせない取り組みとなっています。
2. 事件・事故の被害に遭った人や家族に支援の手を
認定NPO法人静岡犯罪被害者支援センターは犯罪被害者が平穏な生活を取り戻すために、関係機関と連携しながら電話相談や弁護士などの法律相談、臨床心理士によるカウンセリング、裁判所や病院への付き添いなどの支援を行っている。
より多くの人に犯罪被害者支援の必要性を訴えるため、同事業を通じて寄付を募集。集まった寄付金は巡回相談事業や研修費のほか、犯罪被害者支援活動を周知するCM制作などに活用されるとのことだ。
<事業概要>
事業名:事件・事故の被害に遭われた方やご家族に支援の手を!
目標寄付額:2,840,000円
受付期間:2021年5月14日~2021年9月30日
<静岡市コメント>
犯罪の被害に遭われた方やご遺族の方の悲しみは計り知れず、そのショックの中でさまざまな問題に取り組まなければなりません。静岡犯罪被害者支援センターは、そのような方々をさまざまな側面から支えており、安心で安全なまちを目指す本市にとってなくてはならない団体です。