ビズヒッツは、転職で役立った資格がある500人を対象に「転職で役立った資格に関する意識調査」を実施し、そのデータをランキング化し公表した。
転職経験者500人に「転職で役立った資格」について聞いたところ、2位以下に大差をつけて1位になったのは「簿記」だった。
2位以下は「普通自動車運転免許」「TOEIC」と続く。
上位には簿記やMOSなど「事務職で役立つ資格」、幅広い業種で評価される「語学」、そして各種の国家資格がランクインした。
それぞれの資格が転職活動で役立った理由・評価された理由は、以下の通りとしている。
<簿記>
・簿記3級でも結構評価されました。経理のことを学ぶ意欲に見えるみたいです(男性)
・未経験の経理職に応募したが、簿記2級取っているなら大丈夫だと判断され採用された(男性)
日商簿記は1級から3級まであり、「2級以上で応募可能」という条件をつけている企業もあるが、「3級でも評価された」という回答も多く寄せられたとのことだ。
<普通自動車運転免許>
・出勤に必要だし求人の幅も広がるから(男性)
・営業職を希望していたので、免許があると動きやすかったため(女性)
職場によっては運転免許必須のところもあるため、免許を持っていると選べる求人の幅が広がり、また、21位(7人)には「準中型以上の運転免許」もランクインした。
<TOEIC>
・英語を使う仕事だったため、資格があることで面接時にアピールポイントとなった(女性)
・旅行関係の会社だったので、TOEICやTOEFLなどの英語のスキルがあると優先で面接をしてもらえた(女性)
一定以上のTOEICスコアを取得していることが応募条件になっている会社もあり、採用に有利になるだけではなく、「資格手当がついた」など、給料に反映されたという回答もあったとしている。
転職に役立った資格について「転職のために取得しましたか?以前からもっていましたか?」と聞いたところ、「以前からもっていた」人が78.4%、「転職のために取得した人」は21.6%となった。
新たに資格をとった人は少なく、以前からもっていた資格を生かして転職した人が多いと判明したとのことだ。
<調査概要>
調査対象:転職で役立った資格がある人
調査日:2021年4月2日~14日
調査方法:インターネットによる任意回答
調査人数:500人(女性305人/男性195人)